テニスの元世界ランク1位マレーに復活の兆し?中国OPで2連勝を飾りベスト8進出

1 執筆者 千葉正樹
マレーがチャイナ・オープンベスト8進出

中国・北京で開催されているATP500シリーズ「チャイナ・オープン」男子シングルスで、アンディ・マレー(イギリス)がベスト8進出を果たした。

マレーはノーシードということもあり、1回戦から全米オープン2019年大会のシングルス4強に輝いたマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と初戦で激突。ストレートでマレーは世界ランキング13位の好調ベレッティーニを下し、2回戦進出を果たした。

そして2日に行われたラウンド16の2回戦では、同胞キャメロン・ノーリー(イギリス)と激突。マレーは第1セットを7-6(8-6)で取ると、第2セットは6-7(4-7)で取り返されてしまう。第3セットに入るとマレーはブレイクを複数マークし、6-1とファイナルセットを取ってベスト8進出を決めている。

マレーは先週、ATPツアーレベルの公式戦で今年1月以来となる勝利を収めたばかり。近年、同選手は股関節の痛みに悩まされ、今年1月に執刀手術を受けていた。それ以降長期離脱を経て、5月からダブルスを中心に戦列復帰を果たしている。

8月からはシングルスに照準を定めてツアーに挑むことを示唆し、下部カテゴリーに該当するATPチャレンジャーの大会も経験していたが、ATP公式大会におけるシングルスでの参戦は、チャイナ・オープンが2大会目となる。

ベレッティーニ、ノーリーを立て続けに撃破したマレーはこのまま完全復活となるのだろうか。次戦は現地時間4日、準々決勝へと挑む。なお、準々決勝ではドミニク・ティエム(オーストリア)か、ワイルドカードで出場のジャン・ジージェン(中国)のどちらかと戦う。

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