セーリングのクラス別世界選手権オークランド大会(ニュージーランド)が現地時間12月8日、全日程を終了した。49erFX級では、山崎アンナ(ノエビア・日本体育大学)髙野芹奈(ノエビア・関西大学)組が総合20位となり、Tokyo 2020(東京五輪)の同級日本代表に内定した。
■49erFX級(女子)
49erFX級には、日本から4組が出場。5日まで行われた結果、上位25チームのみが出場する上位決勝「ゴールドフリート」には、アンセナ(山崎アンナ・髙野芹奈)組のみが進出となった。アンセナ組は総合20位でフィニッシュ。国別順位は16位となった。
この結果、日本セーリング連盟(JSF)オリンピック強化委員会による「2020年東京オリンピック代表選考順位」で首位に立つとともに、世界選手権で「東京五輪の出場国枠以内(49erFX級は21)の順位で終える」という条件を満たしたため、アンセナ組の内定が決定した。
またシルバーフリートの結果、原田小夜子・永松瀬羅(ともに株式会社豊田自動織機)ペアは総合40位、波多江慶・板倉広佳(ともに株式会社豊田自動織機)ペアは同44位、松苗幸希(無所属)齊藤由莉(早稲田大学)ペアは同57位となった。
■49er級(男子)
日本からは古谷信玄・八山慎司(ともにエス・ピー・ネットワーク)ペアが出場。予選9レースを終えて94点で34位(低得点方式=点数が低い方が高順位)となり、決勝シリーズはシルバーフリートに回った。同ペアは後半4レースを棄権(DNC)。総合55位(国別順位22位)で終えた。
古谷・八山ペアは日本代表選考3レースを終え、同ポイントの首位に立っているが、「世界選手権で東京五輪の出場国枠以内(49er級は19)」の条件をは満たせず。49er級は、2020年2月にオーストラリア・メルボルンで開催される世界選手権が最終選考レースとなる。2020年世界選手権で条件を満たし、なおかつ日本人最上位となるペアに内定が与えられる。
■フォイリングナクラ17級(男女混合)
日本からは、梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)川田貴章(ミキハウス)ペア、飯束潮吹・畑山絵里(ともに株式会社エス・ピー・ネットワーク)ペア、深沢瑛里・田中航輝(ともに富士通株式会社)ペアの3組が出場。いずれもシルバーフリートに回ることとなった。梶本・川田ペアは総合28位、飯束・畑山ペアは同30位、田中・深澤ペアは同51位で、2019年世界選手権を終えた。
ナクラ17級の出場国枠は20で、梶本・川田ペアは国別順位16位。2020年の世界選手権を含めて行われる代表選考レースとしては、梶本・川田ペアが11ポイント、飯束・畑山が9ポイントを獲得した。
ナクラ17級・日本代表選考順位
- 梶本和歌子(橋本総業ホールディングス株式会社)川田貴章(ミキハウス)17pt
- 飯束潮吹・畑山絵里(ともに株式会社エス・ピー・ネットワーク)13pt
- 深沢瑛里・田中航輝(ともに富士通株式会社)0pt