【サーフィン】女王カリッサ・ムーアが来季CT全休を発表…都筑有夢路が繰り上げ参戦

1 執筆者 渡辺文重
来季CT全休のカリッサ・ムーア。東京五輪には出場するようだ

WSL(ワールドサーフィンリーグ)は12月20日、カリッサ・ムーア(アメリカ合衆国)が2020年のCT(チャンピオンシップツアー)を全休すると発表。都筑有夢路が繰り上げでCTに参戦することが決定した。日本人のCT参戦は、男子の五十嵐カノア(木下グループ)に続き2人目。

ムーアは2019シーズンのCTで4度目となる世界タイトルを獲得。しかし以前から休養を考えていたようで、2020シーズンはCTに参加せず、2021シーズンより復帰するとしている。なお出場権を獲得しているTokyo 2020(東京五輪)には出場する予定だ。

都筑は2019シーズンのQS(クオリファイングシリーズ:CTの予選シリーズ)で年間8位。昇格まで1ランク足りなかったが、今季女王の休養宣言により、来季のCT参戦が決まった。都筑はInstagram(インスタグラム)を更新。「本当に信じられないです」「ワールドチャンピオンになるっていう夢にやっと最初の1歩を踏み出せました」とコメントするなど、喜びを爆発させた。

東京五輪におけるサーフィン競技の開催国枠は、男女1枠ずつ。しかし2019年9月に宮崎県宮崎市・木崎浜海岸で開催されたISA(国際サーフィン連盟)ワールドサーフィンゲームス(WSG)の結果、村上舜と松田詩野がアジア最上位となり、東京五輪出場権を得たため、開催国枠は返上。(村上と松田は条件付きで東京五輪出場内定)また男子では、五十嵐が2019シーズンCT上位10選手という条件をクリアして、東京五輪出場権を得ている。

都筑が東京五輪に出場するためには、2020年5月のWSGで好成績を収める必要がある。

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