国内女子プロゴルフ、2020-21シーズンのJLPGAツアー初戦「アース・モンダミンカップ」は6月29日、雨天により順延となっていた最終日を迎えた。通算11アンダーでホールアウトした渡邉彩香(大東建託)と鈴木愛(セールスフォース)によるプレーオフは、渡邉に軍配が上がった。
渡邉と昨年賞金女王の鈴木は通算7アンダー、首位と4打差の4位タイで最終日を迎える。両者とも5バーディ1ボギーの4アンダー、通算11アンダーにスコアを伸ばし、最終ホールを終える。一方、単独首位スタートの田中瑞希(フリー)は3バーディ4ボギーとスコアを1つ落とし、3位タイに後退。JLPGAツアー初戦は、渡邉と鈴木の一騎打ちとなる。
プレーオフ1ホール目の18番(パー5)、渡邉はバーディを沈め、2015年の樋口久子Pontaレディス(武蔵丘ゴルフコース/埼玉県飯能市)以来となるツアー4勝目を挙げた。リーダーボードは以下の通り。
- 優勝 渡邉彩香(大東建託)-11
- 2位 鈴木 愛(セールスフォース)-11
- 3位タイ 田中瑞希(フリー)-10
- 3位タイ 酒井美紀(国際スポーツ振興協会)-10
- 5位タイ 西郷真央(大東建託)-9
- 5位タイ 原 英莉花(日本通運)-9
- 5位タイ 野澤真央(愛知製鋼)-9
- 5位タイ 笹生優花(ICTSI)-9
- 5位タイ 大里桃子(伊藤園)-9
- 10位タイ 大西 葵(YKK AP)-8
- 10位タイ 穴井 詩(GOLF5)-8
- 10位タイ 林 菜乃子(ユピテル)-8
西郷とともに3日目を終えて2位タイだった古江彩佳(フリー)はスコアを落とし、17位タイでホールアウト。安田祐香は28位タイでプロデビュー戦を終えた。Tokyo 2020(東京五輪)の日本代表候補争いで首位に立つ畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は38位タイ、昨年の賞金ランキング2位の渋野日向子(サントリー)は、2日目に予選落ちとなっている。