ロシアで開催されていたクライミングワールドカップ(W杯)モスクワ大会が、現地時間の4月14日に最終日を迎えた。
この日は、男女ともにボルダリングの準決勝、決勝が行われた。上位6人が参加できる決勝では、日本勢の緒方良行(神奈川大学)が3位で表彰台に上がった。準決勝を2位で突破した川又玲瑛(栃木県立宇都宮南高等学校)は、5位に入った。
井上祐二(福井県山岳連盟)、藤井快(TEAM au)が8位、9位と続いた。前日の予選で1位タイだった杉本怜(マイナビ)は、16位で準決勝敗退。石松大晟(Base Camp)は17位、高田知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)は19位に終わった。
優勝は、スロベニアのイェルネイ・クルーダー。2位にはチェコのオンドラ・アダムが続いた。
日本人女子の最高順位は、伊藤ふたば(TEAM au)の6位。日本女子勢で唯一の準決勝に参加し、6位に入り、決勝に参加していた。
優勝は、英国のシャウナ・コックジー。2位はスロベニアのヤンヤ・ガルンブレット、3位にはフランスのファニー・ジベールが続いた。
第2戦を終えた国別ランキングで、532点の日本は544点のスロベニアに逆転を許し、2位に転落している。