2020年東京五輪の新種目となるスポーツクライミング。4月5,6日に行われるクライミングW杯メイリンゲン大会(スイス)でいよいよ2019年シーズンの幕が上がる。
クライミングW杯はシーズンを通してリード、ボルダリング、スピードの3種目の大会を行っていき、各種目のチャンピオンを決める戦いだ。2019年シーズンの初戦となるのはボルダリング。日本は昨年の国別ランキングで2位スロベニアに2倍近くの差をつけて1位に輝いたボルダリング強豪国だ。昨年は野中生萌が女子の年間チャンピオンに輝き、2位にも日本の野口啓代が入った。男子も年間総合優勝こそ逃したものの、2位に楢崎智亜、3位に杉本怜が入り、トップ10のうち5つを日本勢が占めた。
2019年初戦となるメイリンゲン大会は、残念ながら女王・野中生萌不在のなかで行われることになる。今年すでにスピードとボルダリングのジャパンカップを制し、今シーズンへの期待が高まっていた野中だったが、3月中旬に出場した大会で左肩を負傷。メイリンゲン大会の出場は見送ることを決断した。昨年のメイリンゲン大会で3位に入った野口啓代ら日本勢の活躍に期待したい。男子は楢崎智亜ら、出場国中最多となる10選手が日本からエントリーしている。
大会は、男女ともに5日に予選が行われ、6日に準決勝と決勝が行われる。
日程
4月5日(金)
15:30 ボルダリング予選 男子
23:30 ボルダリング予選 女子
4月6日(土)
19:00 ボルダリング準決勝 男子&女子
26:00 ボルダリング決勝 男子&女子
(時間はすべて日本時間)