陸上競技

連覇や2冠といった充実の2000年代を経て、2010年代のオリンピックは女性アスリートの活躍が光った。ロンドン五輪ではサッカーのなでしこジャパンが銀メダル、リオデジャネイロ五輪ではバドミントンの髙橋礼華（あやか）と松友美佐紀による「タカマツ」ペアが金メダルを獲得するなど、ウーマンパワーがスポーツ史を彩った。

レスリングの吉田沙保里はアテネ、北京に続きロンドン五輪でも金メダル。オリンピック3連覇を果たした

体操の内村航平が五輪2連覇。レスリングの吉田沙保里が3連覇で、伊調馨は前人未到の4連覇【2010年代の日本人メダリスト】

東京五輪を2021年に控え、日本の男子陸上短距離界は史上最大の混戦模様となっている。9秒97の日本記録を持つサニブラウン・ハキームを筆頭に粒ぞろいのスプリンターたちがひしめくなか、たった3枠しかない東京五輪代表権をつかみ取るのは果たして誰になるのか。

東京2020 | オリンピック競技大会

東京五輪の男子100mの代表争いは熾烈を極める。左からサニブラウン、桐生祥秀、小池祐貴、多田修平、白石黄良々、ケンブリッジ飛鳥、飯塚翔太

サニブラウン、桐生祥秀、小池祐貴の「9秒台トリオ」が本命も、陸上の男子100メートルは史上最大の群雄割拠【代表内定物語】

男子4×100メートルリレーは陸上競技の花形種目と言っていい。実際、2020年の東京五輪で同種目の決勝戦が観戦できるチケットが13万円にのぼるなど、人気の高さがうかがえる。日本勢は近年の2大会で表彰台に立ち、ジャマイカとアメリカに続く強豪国としての地位をほぼ確立した。東京五輪で狙うのは、もちろん頂点だ。

日本男子は受け手が手のひらを下向きにし、渡し手は下から上方向にバトンを差し出す「アンダーハンドパス」で世界との距離を縮めてきた

4×100メートルリレーの日本男子には世界も注目。戦力充実で、東京五輪では金メダル獲得も十分に可能

人類史上最速のスプリンター、ウサイン・ボルトと同じくジャマイカにルーツを持つ。陸上を本格的に始めた中学時代は全国大会で予選落ちを味わったが、その後、徐々に頭角を現した。2016年のリオデジャネイロ五輪では、4×100メートルリレーの銀メダル獲得に貢献した。自身が強いこだわりを持つ100メートルには桐生祥秀や山縣亮太、多田周平などライバルがひしめく。東京五輪の開幕が迫る2019年、自身の2018年を「弱」と言い表したケンブリッジ飛鳥の真価と進化が問われる。

100メートルの自己ベストは10秒08。4×100メートルの走者としても活躍する

ケンブリッジ飛鳥：中学時代は予選落ち。ウサイン・ボルトに刺激を受け、ボルトと並走するまでに成長 

桐生祥秀（きりゅう・よしひで）が2017年に日本人初となる9秒台を記録するなど、陸上100メートル日本男子の台頭がめざましい。世界のトップランナーとの差も縮まりつつあり、2020年の東京五輪では入賞はもちろん、メダル獲得も決して夢ではない。

左から桐生祥秀、サニブラウン・アブデルハキーム、山縣亮太、ケンブリッジ飛鳥。東京五輪での活躍が期待される

シンプルだからこそ奥深い陸上100メートル。東京五輪では日本男子勢の9秒台に期待が高まる

これまでのオリンピックにおいて、日本勢は体操と柔道で圧倒的な力を発揮し、表彰台の常連となってきた。陸上の短距離走と水泳では新戦力の躍進が目立ち、世界との差は確実に埋まりつつある。2020年、自国開催の東京五輪でメダルラッシュが期待される4競技に注目する。

体操と柔道、陸上の短距離走と水泳は東京五輪での活躍が見込まれる

日本の「お家芸」である体操と柔道、新時代を築きつつある陸上の短距離走と水泳は、東京五輪でのメダルラッシュも十分に可能

男子：100m決勝、400m決勝、走高跳
女子：三段跳決勝、1500m、400m

リオ2016 | オリンピック競技大会

リプレイ

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陸上競技：9日目（夜） | リオ2016リプレイ

男子：円盤投決勝、100m
女子：三段跳、3000m障害、400m、七種競技

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陸上競技：8日目（午前） | リオ2016リプレイ

"ジャマイカは男子4x100mリレーで最終走者のウサイン・ボルトがバトンを受けると先頭に立ち、金メダルを獲得。"

ハイライト

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リオリプレイ：陸上競技男子4x100リレー決勝

アメリカ合衆国

シモーネ

Simone Biles - Olympics.com

スウェーデン

Armand

Armand Duplantis - Olympics.com

ミカエラ

Mikaela SHIFFRIN

Ilia

Ilia Malinin - Olympics.com

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リオデジャネイロ2016陸上競技日本代表、男子4×100mリレー銀メダルメンバーのケンブリッジ飛鳥（Nike）は4月27日、自身の公式サイトを通じて「乗用車合わせて3台が絡む事故に巻き込まれ」「軽度の頚椎捻挫と診断され」たことを明かした。現在は安静に過ごしているとのこと。ケンブリッジは公式サイトを通じて「1日でも早い回復に努めてまいります」とコメントしている。

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