アケルはイラク出身の難民だ。レスリングのトレーナーを務め、自分のクラブを経営している父の下、モスルで育った。彼は、ISISがモスルで若者の勧誘を始めたときに地元を脱出し、家族を残してイラクのクルディスタンに逃れ、その後も旅を続けなければならなかった。17歳だった2016年に補助的な保護を受け、リガで開催された国際大会でオーストリアのジュニアと一緒に出場し、金メダルを獲得。現在は、レスリングクラブ、Ringer Sport Club Inzingで週7回のトレーニングを行い、地元の子どもたちのトレーニングもサポートしている。クラブの責任者のおかげで、この小さな山間部の町で住む場所も見つかった。スペインで開催されたU20 ヨーロッパスポーツ選手権2019で銅メダルを獲得。直近では2021年のサッサリ・イタリア選手権で2つの銀メダルを獲得している。
東京2020にIOC難民選手団として出場し、8位に入賞してオリンピックディプロマを獲得した。
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