池江璃花子がショートヘアーの姿を公開:「ありのままの自分に誇り」

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
「ありのまま」の池江璃花子

5月18日、競泳女子の池江璃花子がオリンピックの公式スキンケアブランドであるSK-IIとのコラボレーション映像に登場し、現在の自分の姿や、治療の経過について語った。

10ヶ月間の白血病の闘病を経て、長かった髪型はモデルを彷彿させるショートヘアーと変化した。池江は、「今日、みなさんに初めてこの姿をお見せします」とツイートした。

「髪の毛がないことが恥ずかしいことじゃないし、自分の今のこの髪の毛、自分自身に誇りを持ってるし」と赤裸々に語る。「化粧ももちろんしない」競泳選手として、「ありのまま」の姿で戦ってきた彼女にとって、飾らない現在の姿も誇れる自分自身だ。

「生きていることが奇跡です」と言う池江。治療の経過については「一番苦しいところは乗り越えて、回復に向かっている状態」と説明。

「いざプールに入れますよってなった瞬間に、本気で水泳に対する気持ちっていうのが心の底から湧き出てくるんじゃないかな」とパリ2024へ照準を合わせている19才は、復帰への意欲をのぞかせた。

池江が一歩ずつ復帰への歩みを進める一方で、世界では新型コロナウイルスの感染が拡大し、東京五輪も1年の延期を余儀なくされるなど、多くの影響が生じている。そんな中、池江は自身の闘病の経験が不安をかかえる人々の希望になることを願い、メッセージを寄せた。

1年延びた五輪へ仕切り直しを強いられた、アスリートにもエールを送った。

「1年前、私は自分自身との戦いに絶対負けないと誓いました。そして家族や友人、温かい応援をくださった皆さんのおかげで、病気を乗り越えることができました。

「現在、世界中が不安で辛い日々を送っています。このメッセージが、アスリートの仲間にとっても、また同じように苦難と戦っている誰かにとっても、小さな希望になればうれしいです」。

池江は「私たちは一人ではありません恐れなのない日が一日でも早く来ますように。どんなトンネルにも必ず出口はあります。みんなで乗り越えていきましょう」とメッセージを締めくくった。

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