競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)は、2000年7月4日生まれの東京都江戸川区出身。自由形とバタフライを専門とする。3歳の頃から水泳を始めた池江は、わずか5歳でクロール、背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎの4泳法で50mを完泳するほど上達する。12歳の時に出場した全国JOCジュニアオリンピックカップ春季大会2013では、50m自由形(11~12歳区分)で優勝した。
(最終更新:2024年6月4日)
2014年3月、13歳の時に出場した全国JOCジュニアオリンピックカップ春季大会で、池江は13~14歳区分の50m自由形と100m自由形において、短水路中学記録を更新して優勝。同年4月には日本選手権にも出場し、50m自由形、100m自由形、50mバタフライの3種目でシニア選手を打ち負かし、決勝へ進む強さを見せつける。
2015年4月、池江は日本選手権女子50mバタフライで優勝。中学生での日本選手権優勝は19年ぶりの快挙となった。そして、同年10月、ワールドカップ東京大会100mバタフライで日本記録を更新し、池江は一躍時の人となる。
2016年4月に行われた日本選手権の100mバタフライ決勝において、池江はオリンピック派遣標準記録のタイムを突破して優勝し、リオ2016日本代表の座を射止めた。同大会で池江は、50m自由形、200m自由形でも優勝している。
16歳でリオ2016夏季オリンピックに初出場を果たした池江は、100mバタフライで5位入賞する。このほか、自由形3種目(50m、100m、200m)と、リレー3種目(自由形4✕200m、自由形4✕100m、4✕100mメドレー)を含む日本人選手最多の7種目に出場した。
2017年4月に出場した日本選手権では自由形3種目(50m、100m、200m)とバタフライ2種目(50m、100m)で優勝し、女子史上初の5冠を達成する。さらに、翌年の2018年4月に行われた日本選手権では、自由形とバタフライのそれぞれ2種目(50mと100m)、計4種目に出場し、予選から決勝までの間にトータル6度も日本記録の更新を成し遂げる。
池江の躍進は、国内だけにとどまらなかった。2016年8月に行われたパンパシフィック選手権では3つの金メダル(50m・100m自由形、100mバタフライ)を獲得する。さらに、2018年8月にインドネシアで開催されたアジア大会ジャカルタ2018では、自由形とバタフライの2種目(50m・100m)と、リレー2種目(4✕100m自由形・4✕100mメドレー)で優勝し、大会史上初となる6冠に輝き、MVP(大会最優秀選手)にも選出された。
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