女子ボクシング五輪予選代表決定戦:フライ級は並木月海、フェザー級は入江聖奈、ライト級は濱本紗也が予選進出

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
全日本制覇で勢いに乗っていたフライ級の河野沙捺だが、茨城国体で破った並木月見に敗れた(写真は全日本選手権のもの)

12月8日、TOKYO2020(東京オリンピック)アジア・オセアニア予選及び世界予選の女子日本代表を決めるボックスオフ(Box Off)が東洋大学ボクシング場で行われ、フライ級は並木月海、フェザー級は入江聖奈、ライト級は濱本紗也が五輪予選の切符をつかんだ。

今回のボックスオフ(プレーオフ)は、東京五輪アジア・オセアニア予選及び世界予選の代表決定戦として行われ、3階級の代表が争われた。いずれも本年度の世界選手権出場者と全日本選手権覇者の組合せで実施される。

フライ級では、昨年の女子世界選手権3位で、プロ格闘家の那須川天心の幼馴染としても知られる並木月見(自衛隊体育学校)が全日本覇者の河野沙捺(渡辺熔接所)を5-0の大差判定勝ちで下し、予選代表の座を獲得した。

続くフェザー級では今年の女子世界選手権準々決勝進出の入江聖奈(日本体育大学)が3-2の接戦で、同級全日本覇者の晝田瑞希(自衛隊体育学校)を破った。

最後のライト級は、全日本覇者の濱本紗也(日本大学)が世界選手権出場の釘宮智子(警視庁)を4-1の判定で一旦決着。釘宮サイドからの異議申し立て(バウトレビューリクエスト)を受け、審議後に改めて濱本勝利が宣言され、すべての予選代表者が決まった。

上記の3人に加え、ウエルター級の鬼頭茉衣(鬼頭塗装店/中京大大学院)、ミドル級の津端ありさ(西埼玉中央病院)の計5選手が五輪予選大会に挑む。また、今回の河野沙捺ら敗退者は五輪予選終了後に日本ボクシング連盟が選ぶ開催国枠(女子2枠)に入る可能性がある。

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