現地時間の11月10日、バドミントンの福州中国オープンが最終日となる6日目を迎えた。この日は、各種目の決勝が行われ、桃田賢斗(NTT東日本)が2連覇を達成、今季ワールドツアー8冠目のタイトルを獲得した。女子ダブルスでは“フクヒロ”こと福島由紀・廣田彩花(アメリカンベイプ)が7月のマレーシアオープン以来の優勝で、今季ワールドツアー4冠目を手にした。女子シングルスの奥原希望(太陽ホールディングス)、男子ダブルスの“ソノカム”園田啓悟・嘉村健士(トナミ運輸)ペアは、それぞれ準優勝で大会を終えた。
男子シングルス決勝では、桃田賢斗が2年連続で台湾のチョウ・ティエンチェと対戦。世界ランク1位と2位の試合は、一進一退の攻防の末、桃田が2-1(21-15、17-21、21-18)で勝利し、タイトルを守った。
女子ダブルスの“フクヒロ” 福島由紀・廣田彩花ペアは、イ・ソヒとシン・ソンチャンの韓国ペアと対戦した。世界ランク3位の“フクヒロ”ペアは、同ランク5位の韓国ペアを相手に2-0(21-17、21-15)のストレート勝ちを収め、金メダルを獲得した。
女子シングルスでは、奥原希望は、世界ランク3位、前年覇者の中国のチェン ユーフェイと対戦。前年と同じ顔合わせとなり、リベンジを狙う奥原だったが、1-2(21-9、12-21、18-21)の逆転負けを喫した。
男子ダブルス決勝では、園田啓悟・嘉村健士の“ソノカム”ペアが出場。前回優勝のマーカス・フェルナルディ・ギデオン擁するインドネシアの世界一ペアと対戦し、0-2(17-21、9-21)で敗れた。
混合ダブルスは、準決勝で渡辺勇大・東野有紗(日本ユニシス)ペアを破ったワン・イルユ擁する中国ペアが優勝した。
次の大会は、現地時間11月12日(火)に開幕する香港オープン。昨年の同大会では、奥原希望や 福島由紀・廣田彩花ペア、渡辺勇大・東野有紗ペアが優勝している。