現地時間10日、リーガ・エスパニョーラ第13節マジョルカvsビジャレアルの一戦が行われた。この試合で日本代表MF久保建英は2試合連続の先発出場を果たしている。
久保は4-4-2の右サイドハーフとして先発し、序盤から好機を生み出す。11分、ペナルティエリア左から中にラストパスを出した久保は、相手DFのレイトタックルを受けPKを獲得。このチャンスにラーゴ・ジュニオールがきっちり決め、マジョルカが1点を先制。
21分にはマジョルカが速攻を仕掛け、久保がヒールパスで起点に。最後はGKセルヒオ・アセンホがアレックス・フェバスをエリア内で倒したとして、マジョルカは2本目となるPKのチャンス。今度のキッカーはダニ・ロドリゲスが務め、2-0とリードを広げた。
試合はこのまま折り返し、後半立ち上がりにマジョルカは自陣エリア内の混戦でファウルをしたとして、ビジャレアルにPKが与えられる。49分、サンティ・カソルラがPKを沈め、ビジャレアルが1点を返して2-1とする。
久保に最大の見せ場がやってきたのは53分だった。中盤で久保が左サイドへと展開すると、久保はそのままバイタルエリアへと進出。左サイドからのクロスをワントラップし、得意の左足で強烈なミドルをゴール右へと突き刺し、ゴールを決めた。久保にとってはこれがリーガでの初ゴールとなる。
その後、久保は67分にベンチへと下がったが、マジョルカは2点リードのアドバンテージを守りきって3-1で勝利を収めた。この結果、マジョルカは4勝目をマークして暫定でリーグ16位に浮上。自らのリーガ初得点を含む、3ゴールすべてに絡んだ久保にとっては、改めて存在感を示したゲームとなった。