【テニス】マレーが2021年初戦ATP250デルレイビーチOPを欠場…感染症懸念により豪州直行へ

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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テニスの元世界1位アンディ・マレー(イギリス)が、2021シーズンの開幕戦デルレイビーチ・オープンを回避することを表明した。

2021シーズン最初の公式戦(1月5日~13日)となっていたATP250シリーズのデルレイビーチOP。だがマレーは31日、メディアの前で「COVID-19の状況を見て、デルレイビーチOPを欠場することにした。アメリカに向かうことはない」と記者の前で公言。その言葉をイギリス『BBC』、『Eurosport』など現地主要メディアが伝えている。

2021年最初のグランドスラム(四大大会)、全豪オープンは日程調整により2月8日~21日に開催される予定。現在世界122位のマレーは同大会にワイルドカードでの出場が決まっていた。現在、新型コロナウイルスの感染拡大が問題化していることもあり、アメリカでデルレイビーチOPに参戦した後、全豪オープンの開催地オーストラリアに移動する場合、保険当局のプロトコルによって大会スケジュールへ影響を及ぼす可能性があるという。そこでマレーはアメリカに渡航せず、このままオーストラリアに直行するスケジュールへと移行したようだ。

なお、すでにデルレイビーチOPの組み合わせ表からマレーの名前は削除されている。

2012年のロンドンオリンピック、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、男子シングルスで2大会連続の金メダルを獲得したマレー。2021年に予定している東京オリンピックで3連覇の懸かる同選手は、五輪の出場権獲得に向けてATPランキングのジャンプアップが必須となっていた。だが昨今の感染症事情から、マレーは米国への移動を回避する運びとなった。

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