東京2020のトランポリンでは、金、銀、銅の各メダルを獲得した選手たちが、さらなる高みを目指して競い合った。
東京2020 トランポリン競技トップ5の瞬間
- リオ2016でウラジズーラ・ハンチャロが金メダルを獲得してから5年後、イヴァン・リトビノビッチが金メダルを獲得し、ベラルーシが2大会連続で優勝。
- 男子トランポリンで銀メダルを獲得した中国の董棟は、今大会が最後の出場となる可能性が高い中、オリンピックで4つ目のメダルを獲得。金メダル(ロンドン2012)、銀メダル(リオ2016、東京2020)、銅メダル(北京2008)を獲得した伝説の選手だ。
- ディラン・シュミットは、ニュージーランドの歴史を作った。男子競技での銅メダルは、ニュージーランドの体操種目では初の快挙。シュミットは、2014年に中国の南京で開催されたユースオリンピックで金メダルを獲得した。
- 女子が中国が金銀を独占。朱雪英と劉霊玲がそれぞれ金メダルと銀メダルを獲得。2012年は黄珊汕と何雯娜がそれぞれ銀メダルと銅メダルを獲得したため、中国勢の2選手が表彰台に立つのは2度目。
- イギリスのブライオニー・ページもメダルを獲得し、2大会連続のメダルゲット。彼女は、リオ2016でサプライズの銀メダルを獲得してから5年後の東京大会で、銅メダルを獲得した。
最後の大会
カナダのロザンナ・マクレナンは、男女を問わず誰も成し遂げたことのない3大会連続の金メダルを目指していた。足首を痛めていた32歳の彼女は、パリ2024出場を否定はしていない。いずれにしても、彼女はすでにスポーツ界のビッグスターの一人だ。
ハロー、パリ
2019年の女子世界選手権で優勝した日本の森ひかるは、東京2020では満足のいく結果を残せなかった。10のエレメントを終える前に2つ目のルーティンで失敗。13位に終わり、決勝進出を逃した。しかし、22歳の彼女には、日本史上初のメダル獲得という期待が向けられている。
Olympic.comでトランポリンのリプレイは見られる?
olympics.com/tokyo2020-replays で東京2020のトランポリンを振り返ろう。
イワン・リトビノビッチ、朱雪瑩が次に出場する大会は?
東京2020の開催が1年遅れたため、体操のオリンピック3種目は今年後半に世界選手権が開催される。2021年のトランポリン体操世界選手権は、11月11~14日にアゼルバイジャンのバクーで開催される予定だ。
東京2020トランポリン メダリスト
男子
金:イワン・リトヴィノビッチ(BLR)
銀:ドン・ドン(CHN)
銅:ディラン・シュミット (NZL)
女子
金:朱雪瑩(CHN)
銀:劉霊玲(CHN)
銅:ブライオニー・ペイジ(GBR)