自転車トラック競技の頂点を決める『トラック世界選手権2019』の4日目が、ポーランドのプルシュクフで現地時間3月2日に行われた。男子スプリント、男子オムニアム、女子マディソン30kmに日本代表勢が出走した。
4種目の総合成績を争う男子オムニアムには、橋本英也が出場。各国の24選手が参加した中、橋本はまずはスクラッチ(10km・40周)で7位に入り、全36周1着で1ポイント(集団を追い抜くと20ポイント)を得て通算得点を競うテンポレースでは、追い抜きに成功し、計22ポイントで2位と好調をキープ。
2周に一度、最後尾から失格するエリミネーションでは、残り11人の攻防から逃げ切れず11位に。最後の全100周10週毎の上位着のポイント争いとなるポイントレースでも、中盤からの乱戦で上位陣のペースに迫りきれず、最終的に7位となった。
男子オムニアムの優勝は、ニュージランドのスチュアート・キャンベル、2位はフランスのベンジャミン・トーマス、3位はイギリスのイーサン・ヘイターだった。
2人1組でポイントを稼ぐ女子マディソンでは、計18チームが出場し、梶原悠未と古山稀絵が挑んだ。落車が頻発する中、最後はオーストラリアとのデッドヒートを制したオランダが優勝。3位にはデンマークが入賞した。4チームが失格した一方、日本勢は11位でレースを終えた。
男子スプリントでは、深谷知広が2回戦、脇本雄太が1回戦で敗退した。決勝は翌3日に行われる。