シモーネ・バイルズ、決勝出場を決意|種目別平均台

メンタルヘルス上の理由から体操団体と個人総合などの種目を棄権したアメリカ代表のシモーネ・バイルズが、種目別平均台に出場することを決めた。

GettyImages-1330910733
(2021 Getty Images)

アメリカ体操協会は8月2日、翌3日に予定されている種目別平均台の決勝にシモーネ・バイルズ(24)が出場することを発表した。同種目は、東京2020オリンピックにおける女子体操競技の最終種目となる。

「明日の平均台決勝で、アメリカ代表の2人のアスリートの演技をみられることをとても嬉しく思います。スニー・リー、シモーネ・バイルズ!!」と同団体は発表し、「2人の活躍が待ち遠しい!」と付け加えた。

バイルズは8月1〜3日に行われる種目別の全4種目で決勝への出場権を獲得しているが、結果的に平均台のみに出場することとなった。東京2020オリンピックの前半で、バイルズは団体種目で途中棄権し、個人総合ではメンタルヘルスを第一に考えたいとの理由から、棄権していた。

バイルズは7月30日にインスタグラム・ストーリーを更新し、彼女が苦しんでいる「ツイスティ」について言及。「ツイスティ」とは体操用語で、体操選手の体と心・精神が連動しないときに用いられる。ストーリーのスライドで「私の心と体が一致しない」と綴り、「私が『やめた』という人もいるけど、やめてはいません」とした。

この投稿では、彼女が段違い平行棒の着地に苦戦する様子を映した動画もアップされたが、後に削除された。

バイルズは、以前にも同様の経験をしたことがあり、その際は床と跳馬の種目で、東京オリンピックが始まって、初めて他の種目でもその兆候が見られたという。投稿の中でバイルズは「心と体が一致していない状態で技をするのは、正直言って戸惑います」とコメントした。

もっと見る