6度のオリンピックメダリストに輝く**シモーネ・バイルズ**が、体操女子団体決勝競技の1種目を終えた後に棄権してから2日が経過し、彼女のもとには世界中からおびただしい数のサポートが届いている。
木曜日の朝(7月29日)、バイルズはツイッターを更新し、世界中からのメッセージのおかげで、この10年近く体操競技のトップ選手として君臨しつづけた輝かしいパフォーマンス以上の衝撃を受けていると感謝を綴った。
バイルズのツイートより:「溢れるほどの愛とサポートのおかげで、わたしは、(自分が)これまでの結果や体操だけじゃないと実感することができています。これは、わたし自身、今まで一度も信じてこなかったことでもあるの」
バイルズへのサポートは多くのセレブリティからも届いている。アメリカ前大統領ファーストレディーのミシェル・オバマは「わたしは大丈夫かしら?ええ、大丈夫。これは、わたしが毎日実践しているマントラよ。シモーネ、わたしたちはあなたを誇りに思っている。そして、あなたのことを応援しているわ」とツイート。平昌2018フィギュアスケート団体銅メダリストのアダム・リッポンは、「シモーネがこれまで抱えていたプレッシャーは想像を遥かに超えるものだと思う。だから、とっても大きな愛を送るよ。彼女だって人間だということを忘れちゃいけない」と投稿。
水曜日(7月28日)、アメリカ体操協会はバイルズが女子個人総合決勝競技に出場しないことを発表している。
アメリカ体操協会の発表:「その後の医師の診断により、シモーネ・バイルズは、メンタルヘルスの改善に集中するため、東京2020の個人総合決勝競技を棄権いたしました。シモーネは今後、医師の診察を毎日受けて、翌週の個人種目別決勝競技に出場するかどうか決定する予定です」
バイルズは8月1日から3日まで開催予定の、個人種目別の4種目すべての決勝競技へクオリファイしている。