車いすテニスの国枝慎吾が1月22日、自身のSNSで現役引退を発表した。
グランドスラムで歴代最多通算50回優勝(男子シングルス28勝、男子ダブルス22勝)を誇る国枝は、2021年に行われたTokyo2020男子シングルスを制覇。ダブルスと合わせ通算4個目のパラリンピック金メダルを獲得した。2006年に初めて男子シングルス世界ランキング1位を記録すると、2022年に10回目の年間最終世界ランキング1位に立っている。
国枝は引退について「東京パラリンピック後からずっと考えていた」と明かし、2022年念願のウィンブルドン男子シングルス初優勝を果たした後は「ツアーで戦うエネルギーが残り僅かである事を感じる日々」だったと振り返った。現役引退を決断した理由は、「昨年10回目の年間王者になった事」であるとしている。
また2月7日に記者会見を開き、そこで「気持ちを詳しくお伝えしたい」としている。