アリソン・フェリックスとアリアーン・ティトマスのモチベーション

オリンピックで金メダル6個を獲得したフェリックスのモチベーションは、愛娘の手本となること。10代の新鋭スイマー、ティトマスは、音楽で自らを奮い立たせている。

1 執筆者 Olympic Channel
Felix US 2019 crop

ブリヂストンと_Olympic Channelがお届けする_「Olympic State of Mind」には、最高の自分を手に入れるためのヒントがいっぱい。その重要なテクニックの一つがモチベーションだ。

オリンピックでの金メダル獲得や世界制覇を最大の目標に掲げているアスリートにとっては、必要不可欠な要素と言っていい。

しかし、キャリアを重ねて目標を微調整するにつれ、アスリートのモチベーションも変化する。それぞれの分野で頂点を極めた後も、引き続き卓越性を誇示したくなるからだ。

陸上競技 – アリソン・フェリックス

オリンピックで金メダル6個を獲得している**アリソン・フェリックス**は、その優れた能力にふさわしく、長きにわたって活躍している陸上界のスターだ。

このアメリカ人スプリンターは、アテネ2004以降のオリンピック4大会で毎回2個以上のメダルを手にしている。

アテネから16年、いまだ衰えを知らない彼女は、金6個、銀3個という通算メダル獲得数をさらに伸ばそうと意気込んでいる。

フェリックスは2018年11月、重度の子癇前症に苦しんだ末、妊娠32週目に緊急帝王切開で第一子を出産した。

愛娘のカムリンちゃんは、1カ月の新生児集中治療を経て退院。出産の大変さや母親になるという新たな試練を経て、フェリックスの意識も変化した。

_Olympic Channel_にはこう語っている。「今は私のモチベーションが変わったように感じている。何をするにも娘がそれを理解できるように、彼女のいい見本になるようにと考えているわ」

「そうすることで、自分がとても強くなれる気がするの。『この眠れない夜と難しい状況を切り抜けることができれば、何があっても立ち向かえる』みたいにね」

フェリックスは昨年、世界選手権ドーハ大会で混合および女子4x400mリレーの栄冠を獲得。同大会での通算金メダル獲得数を歴代最多の13とし、**ウサイン・ボルト**の記録を塗り替えた。

すでに34歳となった現在も、自身5度目のオリンピックを目指す気持ちは一切衰えていない。

「東京のことをよく考える。いつも頭のどこかで意識しているわ」 - アリソン・フェリックス

競泳 – アリアーン・ティトマス

フェリックスとは対照的に、アリアーン・ティトマスのキャリアはスタートしたばかり。

オーストラリアの新星は2019光州FINA世界水泳選手権で旋風を巻き起こし、400m自由形ケイティー・レデッキーを破ってタイトルを手に入れた。

4x200m自由形リレーでもオーストラリアの第一泳者を務め、主要大会の同種目で10年間無敗だったアメリカを下す原動力となった。

COVID-19の世界的流行でオリンピックデビューが1年遅れることになったものの、ティトマスは最高の舞台で輝きを放ち、メダルを獲得したいという意欲に満ちている。

彼女は自身を奮い立たせるために、「自然に頭を振りたくなる」という母親のプレイリストを活用している。

ティトマスは「セルフトークと音楽でいつも気合を入れている」と語った。

「練習でもレースでも、自分自身に語りかけることで気持ちを奮い立たせているわ。そしてどんな大会でも、レース前には必ず同じプレイリストを再生している」

「母のプレイリストは1990年代と1980年代のロックで、私の好きな曲ばかりではないんだけど、あのビートがレースに臨む自分を戦闘モードにしてくれる」

「練習前に音楽の力を借りることはなくて、使うのは大会のレース前だけ。ゾーンの状態に入って、他人と自分を切り離し、誰とも話をせず、完全に集中するためのツールみたいなものね」

もっと新しい世代のアーティストたちも好んで聞いている。とりわけ大好きな曲があるようだ。

「ショーン・メンデスの大ファンなの。彼の曲なら何でも好き。あえて言うなら、定番かもしれないけど『ホールディン・ミー・バック』が最高ね!」

「Olympic State of Mind」でモチベーションを高めよう

Olympic State of Mind はOlympic Channelのライブコンテンツで、チーム・ブリヂストンのアスリート・アンバサダーであるジョーダン・バローズ、PVシンドゥ、上田藍、トーマス・レーラーが登場。
モチベーション、マインドフルネス、ビジュアライゼーセンを高める動画のほか、Olympic Channelポッドキャストのスペシャル版も提供。

もっと見る