サッカードイツ1部ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトは現地時間4月12日、日本代表MF鎌田大地が今シーズン限りで退団すると発表した。
鎌田とフランクフルトの契約は今シーズンで満了。鎌田が契約延長をしないという決断を下したため、退団が決定した。
フランクフルトは公式サイトを通じて、スポーツディレクターを務めるマルクス・クレシェ氏のコメントを発表。「鎌田大地はアイントラハト・フランクフルトで過ごした期間で、優れた選手に成長していきました。昨シーズンのヨーロッパリーグ制覇など、クラブの発展にも貢献してくれました。我々としては彼に留まってほしかったのですが、それは彼の希望と一致するものではありませんでした。彼のこれまでの献身に感謝するとともに、今後の成功を祈っています」とコメントした。
また、鎌田も自身のInstagramを通じて退団を発表するとともに、クラブやファンへの感謝を綴った。
「すべてのアイントラハトファミリーの皆さん、6年間ありがとうございました。信じれないような瞬間や思い出を作ることができ、アイントラハトの歴史に貢献できたことを誇りに思っています。忘れることのできない経験となりました」
「アイントラハトファンが作り出したスタジアムの雰囲気や熱狂は、サッカーを始めたときに夢見ていたものでした。このスタジアムで、素晴らしいファンの前でプレーできたことは決して忘れません」
「アイントラハトのファン、チームとともに、最高の経験ができました。ハッピーエンドでシーズンを締めくくれるように、全力を尽くします! ともにDFBポカールを獲りましょう!」
鎌田はJ1のサガン鳥栖から2017年夏にフランクフルトに加入。2018/19シーズンはレンタル移籍でベルギー1部のシント・トロイデンでプレーした。フランクフルトでは公式戦通算170試合に出場し、37得点31アシストを記録。クラブ初のヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献したほか、17/18シーズンにDFBポカールのタイトルも獲得した。