Jリーグが新型コロナウイルス公式検査結果を発表|陽性数は0件

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Jリーグ・村井満チェアマン

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は6月24日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)公式検査結果を発表した。Jリーグは公式戦開催に向け公式検査を実施しており、第1回検査となる今回は全登録選手、チームスタッフらを対象に3070件行い、陽性数は0件だった。

Jリーグ村井満チェアマンは検査結果を受けコメントを発表。検査に協力した選手・クラブ関係者に感謝を述べた上で、「検査は感染拡大防止、そして選手が安心してプレーするためのひとつのツールです。リモートマッチ(無観客試合)からのスタートとなりますが、選手や国民の皆さまの健康を守るためガイドラインに沿った予防策を徹底し、サッカーのある日々を届けてまいりたいと思います」と6月27日からの公式戦開催に向け、コメントした。

Jリーグは公式戦開催に向け、リーグ内に検査センターを立ち上げ、民間の検査機関と連携し約2週間に1回の頻度で12月のシーズン終了まで定期的に実施する。検査の対象となるのは、J1・J2・J3全56クラブの登録選手とチームスタッフ、およびJリーグ登録審判員、その他関係者。2020年シーズンの公式試合においては原則、Jリーグが定めた直近の検査で陰性判定を受けた選手、チームスタッフにエントリーが認められる。明治安田生命J2・J3リーグは6月27日に、J1リーグは7月4日に再開・開幕する。

公式戦開始に向けJリーグが登録選手にPCR検査を実施|J1は7/4に再開

【第1回公式検査結果】

  • 検査総数:3070件
  • 陰性数:3058件
  • 陽性数:0件
  • 継続検査数:12件

継続検査数とは、検体不足などで判定結果が確定していない検査数

Jリーグは23日、2020年シーズンの順位決定方法と、表彰および賞金の変更について発表。順位の決定方法は、リーグ戦が終了した時点で、勝点(勝利3点、引き分け1点、敗戦0点)の合計が多いJクラブを上位とし、各リーグ戦の年間順位を決定する。勝点が同じ場合は、「得失点差」、「該当するクラブ間の対戦成績」、「勝利数」、「全試合の総得点数」、「全試合の反則ポイント」、「抽選」の順序により決定する。従来は、「該当するクラブ間の対戦成績」は年間順位の決定方法には含まれていなかった。

各種表彰における賞金の金額は、従来の規定の50%となる。なお、減額分については試合開催関連の補填の財源とする。

また、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)導入の見送りも発表された。Jリーグは導入見送りの理由として、新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断したため例年よりも短期間で開催することを受け、1試合あたりに派遣できる審判員の人数を考慮し、VARの継続が困難だと判断したと説明している。来シーズン以降の実施については、決定次第発表される。

【2020年明治安田生命Jリーグ 順位決定方法】

  1. 全試合の得失点差
  2. 該当するクラブ間の対戦成績(イ:勝点、ロ:得失点差、ハ:総得点数)※ホーム&アウェイの2試合を実施済みの場合のみ
  3. 全試合の勝利数
  4. 全試合の総得点数
  5. 全試合の反則ポイント
  6. 抽選
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