【スポーツクライミング】W杯ヴィラール第3日:男子リードは本間大晴が優勝…女子はヤンヤ・ガンブレットが制す

IFSC(国際スポーツクライミング連盟)クライミング・ワールドカップ(リード/スピード)ヴィラール大会は現地時間7月2日に最終日を迎えた。女子リード優勝はTokyo2020金メダリストのヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)。男子リードは、本間大晴(明治安田生命)が制している。

1 執筆者 渡辺文重
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(時事)

IFSC(国際スポーツクライミング連盟)は現地時間6月30日から7月2日にかけてクライミング・ワールドカップ(リード/スピード)をスイス・ヴィラールで開催。大会最終日の7月2日は、リードの準決勝と決勝が行われた。

■男子リード準決勝・決勝

予選上位26名による準決勝には、日本から百合草碧皇(早稲田大学)、藤井快(TEAM au)、本間大晴(明治安田生命)、吉田智音(奈良県立青翔高等学校)、緒方良行(B-PUMP)、樋口純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)の6名が出場。吉田が3位、緒方が5位、百合草が6位、本間が7位で、上位8名による決勝へ進む。

決勝では、本間が「36+」で優勝。ジェシー・グルーパーが2位、コリン・ダフィーが3位(ともにアメリカ合衆国)で続く。吉田は5位、緒方は6位、百合草は8位だった。

■女子リード準決勝・決勝

予選上位26名による準決勝には、日本から谷井菜月(明治安田生命)、中川瑠(日本大学)、大田理裟(山口県山岳・スポーツクライミング連盟)、柿崎未羽(早稲田大学)、小武芽生(エスエスケイフーズ)の5名が出場。中川が4位、谷井が6位で決勝に進む。

準決勝上位8名による決勝を制したのは、唯一完登したTokyo2020複合(ボルダリング/リード/スピード)金メダルのヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)。ブルック・ラバトゥが2位、ナタリア・グロスマン(ともに米国)が3位と続く。中川は7位、谷井は8位だった。

大会サイト:

IFSC - CLIMBING WORLD CUP (L,S) - VILLARS (SUI) 2022

結果速報:

IFSC - Climbing World Cup (L,S) - Villars (SUI) 2022

■今後のW杯予定

7月8日から10日までフランス・シャモニーにて、リード、スピードのW杯を行う。その後は22日と23日の両日、フランス・ブリアンソンでリードのW杯を開催。日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)は両大会とも選手の派遣を予定している。

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