【スポーツクライミング】W杯インスブルック第5日:男子リード優勝はコリン・ダフィー、2位に百合草碧皇…女子はヤンヤ・ガンブレットが制す

IFSCスポーツクライミング・ワールドカップ・インスブルック大会(オーストリア)は現地時間6月26日にリード種目の決勝を実施。男子はコリン・ダフィー(米国)が優勝、2位に百合草碧皇(早稲田大学)。女子はTokyo2020金のヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)が制している。

1 執筆者 渡辺文重
COLIN DUFFY
(Getty Images)

IFSC(国際スポーツクライミング連盟)スポーツクライミング・ワールドカップ(ボルダリング/リード)オーストリア・インスブルック大会は現地時間6月26日に最終日を迎えた。26日は男女リード種目の決勝を実施。25日に行われた予選・準決勝を勝ち残った男子9名、女子8名が出場した。

男子はコリン・ダフィー(アメリカ合衆国)が「38+」で優勝。「37+」で2位に百合草碧皇(早稲田大学)、タイム差で3位にジェシー・グルーパー(米国)となった。吉田智音(奈良県立青翔高等学校)は6位、本間大晴(明治安田生命)は9位となっている。ボルダリング種目でW杯年間王者に輝いた緒方良行(B-PUMP)は準決勝敗退で12位だった。

女子は、Tokyo2020で3種目複合(ボルダリング/リード/スピード)金メダルのヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)が優勝。ソ・チェヒョン(大韓民国)が2位、ブルック・ラバトゥ(米国)が3位で続く。日本勢で唯一決勝に進んだ谷井菜月(明治安田生命)は5位だった。

W杯の次戦は30日に開幕するスイス・ヴィラール大会(リード/スピード)で、日本からは今回のリード派遣選手のほか、スピードの選手もエントリーする。Tokyo2020のスポーツクライミングは複合1種目のみが行われたが、パリ2024では複合(ボルダリング/リード)とスピードの2種目が行われる。

公式サイト:IFSC Climbing World Cup Innsbruck 2022

■クライミングW杯インスブルック出場選手(日本)

男子ボルダリング

  • 井上 祐二(大阪府山岳連盟)
  • 緒方 良行(B-PUMP)
  • 川又 玲瑛(日本大学)
  • 高田 知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
  • 土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)
  • 楢﨑 智亜(TEAM au)
  • 藤井 快(TEAM au)
  • 山口 賢人(大阪学院大学)
  • 吉田 智音(奈良県立青翔高等学校)

女子ボルダリング

  • 青栁 未愛(日本大学)
  • 伊藤 ふたば(TEAM au)
  • 菊地 咲希(日新火災)
  • 倉 菜々子(愛知県山岳連盟)
  • 小池 はな(川口市立高等学校)
  • 野中 生萌(無所属)
  • 松藤 藍夢(日本大学)

男子リード

  • 緒方 良行(B-PUMP)
  • 樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
  • 藤井 快(TEAM au)
  • 本間 大晴(明治安田生命)
  • 百合草 碧皇(早稲田大学)
  • 吉田 智音(奈良県立青翔高等学校)

女子リード

  • 阿部 桃子(相模女子大学)
  • 伊藤 ふたば(TEAM au)
  • 大田 理裟(山口県山岳・スポーツクライミング連盟)
  • 柿崎 未羽(早稲田大学)
  • 小池 はな(川口市立高等学校)
  • 谷井 菜月(明治安田生命)
  • 中川 瑠(日本大学)
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