サッカー日本女子代表・なでしこジャパンは9月23日、北九州スタジアム(福岡県北九州市)でアルゼンチン代表と対戦した。
ベスト8で終えたFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023後、初めての国際親善試合であり、10月から始まるパリ2024のアジア2次予選に向けた最後の強化試合。日本は4-3-3の布陣を敷き、GKに平尾知佳、長年にわたってセンターバックの主力だった熊谷紗希を中盤の底で起用するなど、新たな形で臨んだ。
序盤から試合を支配した日本は、2分にいきなりの先制弾。田中美南が相手のゴール前でボールを奪ってそのままゴールに流し込んだ。その後も10分に長谷川唯がPKで追加点を挙げ、25分にはセットプレーの流れから高橋はなが豪快なダイビングヘッド。39分に再び長谷川が個人技から得点を奪い、4-0とリードを広げて前半を終える。
ハーフタイムには田中に代わって植木理子、猶本光に代わって杉田妃和を投入。後半開始から15分間はゴールが生まれなかったものの、林穂之香、清家貴子を交代で起用した60分からは再びゴールラッシュとなった。61分、熊谷の縦パスを起点に最後は清家が流し込んで5点目をゲット。続けて66分に抜け出した杉田がシュートを決め、80分には植木が自ら得たPKを成功させた。攻撃の手を緩めない日本はアディショナルタイムにも加点。清家の技ありのシュートがネットを揺らし、8-0で試合終了を迎えた。
パリ2024アジア2次予選前最後の試合を大勝で終えた日本。オリンピックを懸けた戦いはウズベキスタンで行われ、10月26日にインド代表、29日にウズベキスタン代表、11月1日にベトナム代表と対戦する。
◾️なでしこジャパンメンバー
※2023年9月4日付 日本サッカー協会 発表