【サッカー】カタールW杯準々決勝:クリスティアーノ・ロナウド途中出場も無得点…モロッコがアフリカ勢初の4強

カタールW杯グループステージではベルギー代表を敗退に追い込んだ“アトラスの獅子”ことモロッコ代表。決勝トーナメント1回戦では優勝候補のスペイン代表を下して世界を驚かせたが、現地時間12月10日に行われた準々決勝ではクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガル代表と対戦した。

1 執筆者 渡辺文重
Cristiano Ronaldo
(GettyImages)

4年に一度の祭典、FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップカタール2022は現地時間12月10日、準々決勝の残り2試合を行った。日本時間11日0時キックオフの試合では、ベルギー代表、スペイン代表などを打ち破ってきたモロッコ代表と、“世界最高のフットボーラー”の1人とされるFWクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガル代表が対戦した。

■モロッコがアフリカ勢初の4強

フェルナンド・サントス監督は6-1で勝利を収めた決勝トーナメント1回戦に続き、ロナウドをベンチスタート。スイス戦ハットトリックのFWゴンサロ・ラモスを先発させる。試合はポルトガルがポゼッションを高め、モロッコは守備に回る展開。しかし先制点はモロッコに生まれる。DFヤヒヤ・アティヤットアラーからのクロスに、FWユセフ・エンネシリが高い打点で合わせ、ゴールネットに突き刺す。

0-1で迎えた51分、ポルトガルが最初のカードを切る。MFルーベン・ネベスとDFラファエル・ゲレイロを下げ、ロナウドとDFジョアン・カンセロをピッチに送り出す。ポルトガルはロナウドにボールを集めて得点を狙うも、モロッコの堅守を崩せない。82分、FWジョアン・フェリックスが好位置からシュート。後半アディショナルタイムにはロナウドが抜け出してシュートを放つも、GKヤシン・ブヌがセーブ。

モロッコは後半途中出場のFWワリド・シェディラが立て続けに警告を受けて退場となるも、1-0で勝利を収めた。W杯でアフリカ勢が4強に進出するのは初となる。

モロッコ 1-0 ポルトガル

  • 42'ユセフ・エンネシリ(モロッコ)

■地域別の決勝トーナメント進出国

  • アジア(3):日本、オーストラリア、韓国
  • ヨーロッパ(8):オランダ、イングランド、ポーランド、フランス、スペイン、クロアチア、スイス、ポルトガル
  • 南米(2):アルゼンチン、ブラジル
  • 北中米カリブ海(1):アメリカ合衆国
  • アフリカ(2):モロッコ、セネガル

■決勝トーナメント組み合わせ

  • 12月3日:オランダ vs アメリカ合衆国
  • 12月3日:アルゼンチン vs オーストラリア
  • 12月4日:フランス vs ポーランド
  • 12月4日:イングランド vs セネガル
  • 12月5日:日本 vs クロアチア
  • 12月5日:ブラジル vs 韓国
  • 12月6日:モロッコ vs スペイン
  • 12月6日:ポルトガル vs スイス
  • 12月9日:クロアチア vs.ブラジル
  • 12月9日:オランダ vs.アルゼンチン
  • 12月10日:モロッコ vs.ポルトガル
  • 12月10日:イングランド vs.フランス
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