スノーボード・ハーフパイプのFIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップ最終第4戦が現地時間2月9日にカナダ・カルガリーで開幕。10日は男女決勝が行われた。
■平野流佳、3連勝で総合V
男子はワールドカップ2連勝中の平野流佳(太成学院大学)、戸塚優斗(ヨネックス)、平野海祝(TOKIOインカラミ)、重野秀一郎(BURTON)の4人が決勝に進んだ。平野流佳は1本目のランで84.50点の高得点をマーク。3本目ではそれを上回る88.50点を叩き出し、3連勝を飾った。
2位はヴァレンティノ・グセリ(オーストラリア)で82.00点。3位は3本目で81.75点を出した重野が入り、自身初の表彰台入りを果たした。戸塚は30点で8位、平野海祝は20.75点で10位だった。
平野流佳は4戦3勝で、自身初の種目別総合優勝も飾った。総合ランキングでは戸塚が5位、平野海祝が6位、重野が8位となっている。
■小野光希も3連勝&総合優勝
女子は小野光希(BURTON)が今大会に出場。前日の予選を首位で通過した小野は、1本目でいきなり88.00点を記録してトップに。2本目も次々とトリックを決めて、1本目を上回る89.75点をマークした。3本目でもライバルたちはこの記録を破れず、小野の優勝が決定。ワールドカップ3連勝ともに、自身初となる種目別総合優勝を果たした。
2位は86.00点のエリザベス・ホスキング(カナダ)、3位は72.50点のベレニス・ウィキ(スイス)だった。ホスキングは総合ランキングでも2位。
冨田るき(東海東京フィナンシャル・ホールディングス)は今大会に出場しなかったが、総合ランキングで5位に入っている。
カルガリーではスロープスタイルのワールドカップも開催。10日に男子予選が行われ、長谷川帝勝(STANCER)がヒート1の3位で決勝に進んだ。宮村結斗(ムラサキスポーツ)は準決勝へ。飛田流輝(ウィルレイズ)、濵田海人(ムラサキスポーツ北海道)は予選敗退となった。11日は男子準決勝および女子予選、12日は男女決勝が行われる。