12月10日から「EAFF E-1サッカー選手権2019」が韓国で開催される。J1年間MVP仲川輝人やベストヤングプレーヤー賞の田中碧など多くの初招集メンバーで構成される日本代表「SAMURAI BLUE」は3大会ぶりの優勝を狙う。ここでは、E-1サッカー選手権の日程と放送予定、注目選手を紹介する。
EAFF E-1 サッカー選手権2019:結果・関連ニュース
12月10日(火)日本2-1中国:日本は鈴木武蔵と三浦弦太のゴールで中国を2-1撃破
12月14日(土)日本5-0香港:日本が香港を5発圧倒!代表デビューの小川航基がハットトリック
12月18日(水)韓国1-0日本:森保ジャパン、完封負けで優勝を逃す。韓国が3連覇
EAFF E-1 サッカー選手権2019:男子サッカー日程
第1節
- 12月10日(火)19:30~:中国1-2日本
- 12月11日(水)19:30~:韓国2-0香港
第2節
- 12月14日(土)19:30~:日本5-0香港
- 12月15日(日)19:30~:韓国1-0中国
第3節
- 12月18日(水)16:15~:香港0-2中国
- 12月18日(水)19:30~:韓国1-0日本
※時間は全て日本時間
※()の順位は最新のFIFAランキング
EAFF E-1 サッカー選手権2019:男子日本代表戦の放送予定
12月10日(火) 中国vs日本 19:30キックオフ
<地上波>
フジテレビ系列:19:00~(LIVE)
- 解説:鈴木隆行
- プレイヤーズ解説:田中マルクス闘莉王、稲本潤一
- 実況:中村光宏
- ピッチリポート:酒主義久
- MC:ジョン・カビラ、鈴木唯
<CS放送>
フジテレビNEXT:24:00~26:30(録画)
- 解説:鈴木隆行、稲本潤一
- 実況:中村光宏
- ピッチリポート:酒主義久
12月14日(土) 日本vs香港 19:30キックオフ
<地上波>
フジテレビ系列:19:00~(LIVE)
- プレイヤーズ解説:田中マルクス闘莉王、稲本潤一、坪井慶介
- 実況:西岡孝洋
- ピッチリポート:小穴浩司
- MC:ジョン・カビラ、鈴木唯
<CS放送>
フジテレビNEXT:24:00~26:30(録画)
- 解説:田中マルクス闘莉王
- 実況:西岡孝洋
- ピッチリポート:小穴浩司
12月18日(水) 韓国vs日本 19:30キックオフ
<地上波>
フジテレビ系列:19:00~(LIVE)
- 解説:鈴木隆行
- プレイヤーズ解説:小野伸二
- 実況:西岡孝洋
- ピッチリポート:小穴浩司
- MC:ジョン・カビラ、鈴木唯
<CS放送>
フジテレビNEXT:24:00~26:30(録画)
- 解説:鈴木隆行、小野伸二
- 実況:西岡孝洋
- ピッチリポート:小穴浩司
EAFF E-1 サッカー選手権とは?
東アジアサッカー連盟(EAFF)が主催するナショナルチームによる国際大会である。同大会には予選があり、シードの日本、韓国、中国を除いた7チームにより実施され、上位1カ国が決勝大会に進出する。その後、予選を勝ち上がった1チームとシード国3チームで総当たり戦を行い、優勝国を決定する。2017年までの7回において開催国が優勝したことは1度もなく、最多優勝は韓国の4回である。
日本は2013年以降、優勝がなく前回大会は韓国が1位、日本は2位、中国が3位、北朝鮮が4位だった。
日本代表招集メンバー
今大会は大陸選手権や国際Aマッチデーに開催される試合ではなく協会は選手招集の拘束力を持たないため、日本代表は国内組のみを招集した。J1で得点王になった仲川輝人や大島僚太など国内リーグでの実力派が顔を揃えている。
なお、当初発表されたメンバーに後日、橋岡大樹が追加登録されたほか、室屋成が怪我のため菅大輝が代わりにメンバー入りを果たした。
GK
1.中村航輔(柏レイソル)
23.大迫敬介(サンフレッチェ広島)
12.小島亨介(大分トリニータ)
DF
2.菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)
5.三浦弦太(ガンバ大阪)
4.畠中槙之輔(横浜F・マリノス)
19.佐々木翔(サンフレッチェ広島)
15.渡辺剛(FC東京)
21.古賀太陽(柏レイソル)
22.橋岡大樹(浦和レッズ)
MF
6.大島僚太(川崎フロンターレ)
8.井手口陽介(ガンバ大阪)
18.橋本拳人(FC東京)
7.遠藤渓太(横浜F・マリノス)
17.田中碧(川崎フロンターレ)
14.森島司(サンフレッチェ広島)
10.仲川輝人(横浜F・マリノス)
9.鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)
16.相馬勇紀(鹿島アントラーズ)
3.田中駿汰(大阪体育大学)
FW
13.上田綺世(鹿島アントラーズ)
20.小川航基(水戸ホーリーホック)
11.田川亨介(FC東京)
注目日本人選手
仲川輝人(横浜F・マリノス)
1992年7月27日生まれ、神奈川出身。今季のJ1得点王を獲得した小柄なアタッカー。DFを置き去りにするスピードと精度の高いドリブルスキルを武器に相手のディフェンスラインを切り裂く。今大会では、日本代表の10番を背負っており、攻撃陣を引っ張るプレーが期待される。
田中碧(川崎フロンターレ)
1998年9月10日生まれ、神奈川県出身。川崎フロンターレで主軸を担い、Jリーグベストヤングプレーヤーを獲得したミッドフィルダー。優れたボールスキルと類い稀なるパスセンスを特徴としている。A代表に初めて選出された今大会でも、前線に質の良いパスを供給してチャンスを演出する。
出場国紹介
日本(世界ランキング28位)
2013年に本大会を制しており、今大会では3大会ぶりの優勝を目指している。今回はJ1覇者の横浜F・マリノスやFC東京など国内リーグから若い選手たちを招集した。中でも、所属クラブで主軸を担っている仲川輝人(横浜F・マリノス)や橋本拳人(FC東京)などのプレーは注目されている。特徴は確かな技術から多くのチャンスを創出する攻撃的なサッカーだ。
韓国(世界ランキング41位)
今大会の開催国。2003、08、15、17年と4回、1位に輝いており最多優勝を誇る。今回は中心選手であるソン・フンミン(トッテナム)らは招集されず、国内組主体となった。Jリーグからはゴールキーパーのク・ソンヨン(北海道コンサドーレ札幌)やミッドフィルダーのナ・サンホ(FC東京)が選出された。フィジカルを前面に押し出したサッカーで5回目の栄冠を狙う。
中国(世界ランキング75位)
シード国の1つで、韓国に次いで本大会を2回制覇している。前回大会では、韓国と北朝鮮に引き分け、日本には敗戦するなど1勝も挙げることなく終えた。日本との対戦結果では9勝8分10敗とほぼ互角の戦いを披露している。11月中頃にマルチェロ・リッピ監督が辞任したことで、12月8日の時点で後任はまだ決まっていない。
香港(世界ランキング139位)
今大会の予選でチャイニーズ・タイペイ(台湾)とモンゴルに勝利、北朝鮮とは引き分けて総勝ち点7で決勝ラウンド進出を決めた。今回で4大会ぶり3回目の出場となる。日本との対戦成績では5勝5分12敗と大きく負け越していて最後に対戦した2010年は3-0で日本に敗戦している。