5人制バスケットボール女子日本代表強化試合「三井不動産カップ2022(宮城大会)」の第1戦が8月11日、宮城県のゼビオアリーナ仙台で行われた。FIBA(国際バスケットボール連盟)世界ランキング8位の日本代表「AKATSUKI JAPAN」は同24位のラトビア代表と対戦。日本が83-54で勝利した。
日本は性別や世代を超えて様々なカテゴリーの日本代表を「AKATSUKI JAPAN」に統一してから、初となる国際試合に臨んだ。先発に起用したのは安間志織、赤穂ひまわり、馬瓜ステファニー、オコエ桃仁花、髙田真希の5人。エリナ・バブキナに3Pシュートを決められ出鼻をくじかれたが、10-11でリードされた第1クォーター残り4分強で5人全員を交代。平下愛佳のスティールなどを起点に渡嘉敷来夢らが得点を重ね、22-16とリードして第1Qを終えた。
第2Qは日本がハードなディフェンスからペースを握るが、強みの3Pシュートが決まらない。第2Q残り1分52秒で宮澤夕貴が最初の1本を決めるまで、14本連続失敗と苦しんだ。それでも渡嘉敷を中心に2Pシュートで得点を伸ばし、39-28で折り返した。
後半も日本の守備が機能。第3Qは16-14、第4Qは28-12でラトビアに反撃を許さなかった。攻撃は試合が進むにつれて3Pシュートの精度が向上。第4Qだけで5本の3Pシュートを沈めてスコアを伸ばした。プレータイムが20分を超えた選手が赤穂のみと、タイムシェアをしながら83-54の快勝を収めている。
渡嘉敷がチーム最多の15得点をマーク。安間、吉田舞衣が9得点で続いた。チームとしては3Pシュート成功率で22.2パーセント(36本中8本成功)と苦しんだが、2Pシュート成功率でラトビアの41.9パーセントを大きく上回る59.5パーセント(42本中25成功)を記録。アシスト(25)やスティール(18)、オフェンスリバウンド(11)といったスタッツでも日本が上回った。
日本は翌12日の第2戦で、再びラトビアと対戦する。
■日程・放送予定
8月11日(15:00開始)
【放送予定】
8月12日(19:00開始)
【放送予定】
■日本代表大会エントリーメンバー
- 3 馬瓜 ステファニー(PF/182cm/トヨタ自動車 アンテロープス)
- 5 安間 志織(PG/161cm/UMANA REYER VENEZIA)
- 8 髙田 真希(PF/185cm/デンソー アイリス)
- 10 渡嘉敷 来夢(C/193cm/ENEOSサンフラワーズ)
- 12 朝比奈 あずさ(PF/C/184cm/筑波大学1年)
- 14 吉田 舞衣(SG/175cm/シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
- 15 本橋 菜子(PG/164cm/東京羽田ヴィッキーズ)
- 18 野口 さくら(PF/181cm/シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
- 23 山本 麻衣(PG/163cm/トヨタ自動車 アンテロープス)
- 31 平下 愛佳(SG/177cm/トヨタ自動車 アンテロープス)
- 32 宮崎 早織(PG/167cm/ENEOSサンフラワーズ)
- 52 宮澤 夕貴(SF/PF/183cm/富士通 レッドウェーブ)
- 75 東藤 なな子(SG/SF/175cm/トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)
- 88 赤穂 ひまわり(SG/SF/184cm/デンソー アイリス)
- 99 オコエ 桃仁花(PF/182cm/富士通 レッドウェーブ)