1950年からスタートした日本シリーズは、2024年で第75回を迎える。これまでの対戦成績は、セントラル・リーグ37勝、パシフィック・リーグ37勝と互角。どちらのリーグが勝ち越すのかも注目だ。
圧倒的な強さ誇るソフトバンク
福岡ソフトバンクホークスの前身となる南海ホークスは、1951年に日本シリーズ初出場。5度目の出場となった1959年に初優勝を果たしている。南海時代の成績は10回出場で優勝2回だった。その後、福岡ダイエーホークスとなってから1999年と2003年に優勝。福岡ソフトバンクホークスとしては2011年から2020年までに4連覇を含む、無傷の7回優勝と無類の強さを誇る。
2024年は球団OBで侍ジャパン元監督の小久保裕紀氏を新監督に招き、レギュラーシーズン91勝、勝率.650で4年ぶりのリーグ制覇。クライマックスシリーズも北海道日本ハムファイターズを3連勝で退けた。
レギュラーシーズンの主要個人成績もソフトバンク選手が席巻。首位打者の近藤健介、本塁打と打点の2冠となった山川穂高、最多勝の有原航平、最優秀防御率のモイネロ。彼らがそのまま注目選手となる。
下克上のDeNA
1950年のリーグ分裂時に創立された大洋ホエールズが前身。日本シリーズ初出場の1960年に初優勝。大洋時代は、これが唯一の日本シリーズ出場となった。2回目の出場となったのは横浜ベイスターズ時代の1998年で、この年も優勝。今回は7年ぶり4回目の出場となる。
三浦大輔監督就任1年目となる2021年は最下位。しかし、その後は3年連続でクライマックスシリーズ出場し、2024年は3位からの下克上を果たした。
チーム防御率は3.07でリーグ5位ながら、打率、得点、盗塁がリーグ首位で、本塁打も101本でリーグ2位(首位は東京ヤクルトスワローズの103本)と、打高投低という印象。投手の柱は13勝の東克樹だが、シリーズ初戦の先発は8勝7敗のジャクソンとなっている。ソフトバンク初戦の先発は有原。DeNAの誇る強打者・牧秀悟、オースティンらがホームス投手陣を攻略できるかがポイントとなる。
■日程・放送予定
第1戦:10月26日18:30開始(横浜スタジアム)
第2戦:10月27日18:30開始(横浜スタジアム)
第3戦:10月29日18:30開始(みずほPayPayドーム福岡)
- 地上波:フジテレビ
- BS/CS:NHK BS、フジテレビTWO
- ネット:TVer、フジテレビTWOsmart
第4戦:10月30日18:30開始(みずほPayPayドーム福岡)
第5戦:10月31日18:00開始(みずほPayPayドーム福岡)
第6戦:11月2日18:30開始(横浜スタジアム)
第7戦:11月3日18:00開始(横浜スタジアム)