体操・女子団体、日本が3大会ぶりの銀メダル/アジア競技大会・杭州

優勝は、1974年にアジア競技大会に体操競技が導入されて以来、優勝が続いている中華人民共和国・女子代表チーム。

1 執筆者 Chiaki Nishimura
Team Japan
(OFFICIAL PHOTOTEAM)

体操・男子団体決勝で日本代表が銀メダルを獲得してから一夜開けた9月25日、中華人民共和国・杭州で行われているアジア競技大会では、女子団体決勝が実施され、日本女子代表が157.229点で中華人民共和国代表(161.896点)に続いて準優勝となり、銀メダルを獲得した。

3位は2014年大会、2018年大会で銀メダルを獲得していた朝鮮民主主義人民共和国代表チーム。

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桝井美咲、牛奥小羽(うしおく・こはね)、芹田未果子(せりた・みかこ)、岡村真(まな)で挑んだ日本代表は、中華人民共和国、タイと共に第3グループに登場。

第2グループ終了時点で暫定首位に立っていた朝鮮民主主義人民共和国代表チームのスコア156.829点を追う形となった日本代表は、全4種目のうち段違い平行棒からスタート。最初の演技者となった桝井は、途中、バーから手が離れる場面があったものの、最後には笑顔をも見られ、続く選手らが安定した演技で笑顔をつなげた。

平均台ではトップバッターの芹田の演技で落下があったが、その他のメンバーが得点を補うなどチームとしてのバランスの良さを見せて、ゆかも終えると、最終種目となる跳馬へ。

39.366点を上回れば銀メダル以上が確定する状況で迎えた最後の種目・跳馬。日本代表は3人を終えた時点で、銀メダル以上までには13.233点が必要とされる中、最終演技者の牛奥が「伸身ツカハラ1回半ひねり」を着地まで綺麗に決めて、13.666点をマークして銀メダル以上を確定させた。

同じく第3グループで演技を行っていた中華人民共和国代表チームは、跳馬、段違い平行棒で41点台をマークするなど総合得点を161.896点として優勝を決めた。

同日行われた団体決勝は、個人総合と種目別の予選も兼ねており、個人総合予選4位通過の岡村、予選8位の牛奥が27日の個人総合決勝に駒を進めた。

また、種目別では跳馬で予選3位の牛奥、段違い平行棒で予選5位の芹田、予選8位の岡村が28日の決勝に、平均台で予選3位の岡村、予選4位の桝井、ゆかで予選1位の牛奥、5位の岡村が29日の決勝に進んだ。

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