「第101回全国高校サッカー選手権大会」は1月9日、国立競技場(東京都新宿区)にて決勝を行った。
高校サッカー "聖地" の国立競技場へ登場したのは、ともに決勝初進出の岡山県代表・岡山学芸館と、京都府代表・東山の2校だ。
前半25分、岡山学芸館の今井拓人が右サイドから攻め込み、ゴール前に入れたクロスボールが相手プレーヤーに当たってオウンゴールとなり、先制点を決めた。しかし、前半終了間際のの44分には、東山の真田蓮司が豪快なミドルシュートを決めて同点に追いつき、1−1で後半へと折り返す。
後半7分には、岡山学芸館の木村匡吾が、左サイドからのクロスボールを頭で合わせて2点目を追加。さらに、後半40分には、ゴール前へのスローインのこぼれ球を、ふたたび岡山学芸館の木村が右足でゴールネットを揺らし、点差を2点に広げて東山を突き放す。東山も粘りのプレーで相手ゴールに迫るも、岡山学芸館の守備に阻まれてしまい、あえなく試合終了のホイッスルが鳴り響く。最終的に、岡山学芸館が東山を3−1で下し、高校サッカー選手権初優勝を飾った。また、岡山県代表チームが、高校サッカー選手権で日本一に輝くのは、101回を誇る長いサッカー選手権の歴史の中で、史上初の快挙となった。