日本陸上競技連盟(JAAF)は4月17日に理事会を実施し、2021年に延期となったTokyo2020(東京五輪)のマラソンと競歩の日本代表内定選手の出場権を維持すると決定した。男子マラソン日本記録保持者・大迫傑らの東京五輪出場が保護されたほか、男子20キロ競歩で、高橋英輝が代表として承認された。
JAAFは17日の理事会で、すでに内定を出したマラソンや競歩の選手について、世界陸連(ワールドアスレティクス・WA)の方針に従い東京オリンピック出場権を維持することを正式決定。男子マラソンでは大迫のほか、中村匠吾と服部勇馬が、女子マラソンでは前田穂南、鈴木亜由子、一山麻緒が東京オリンピック日本代表選手として改めて承認された。
競歩では、男子20キロの山西利和と池田向希、男子50キロの鈴木雄介と川野将虎、女子20キロの岡田久美子と藤井菜々子の東京オリンピック出場権が維持された。また、既にすべての選考会が終了している男子20キロでは、代表に内定している2選手に加え、国内大会の結果を重視して新たに高橋英輝を代表として承認することが発表されている。なお、男子50キロは最終選考会の「日本陸上競技選手権大会・50km競歩」が中止となり、1枠が残っている。
■マラソン日本代表内定選手
男子
- 中村匠吾(富士通)
- 服部勇馬(トヨタ自動車)
- 大迫傑(ナイキ)
女子
- 前田穂南(天満屋)
- 鈴木亜由子(日本郵政グループ)
- 一山麻緒(ワコール)
■競歩日本代表内定選手
男子20km
- 山西利和(愛知製鋼)
- 池田向希(東洋大学)
- 高橋英輝(富士通)
男子50km
- 鈴木雄介(富士通)
- 川野将虎(東洋大学)
女子20km
- 岡田久美子(ビックカメラ)
- 藤井菜々子(エディオン)