【男子テニス国別対抗戦】デビスカップ・ファイナル第2戦|日本はジョコビッチ擁するセルビアに完敗。連敗で1次リーグ敗退確定

1 執筆者 鈴木花
試合後に健闘を称え合う西岡とジョコビッチ

現地時間の11月20日、スペインのマドリードで行われている「男子テニス国別対抗戦デビスカップ・ファイナルズ」で、日本チームは第2戦を戦った。この日の相手は、デビス杯ランク8位のセルビア。世界ランク2位のノバク・ジョコビッチ擁する強豪に0-2で敗れ、1次リーグ敗退が決まった。

前日のフランス戦から、休む間もなく強豪セルビアとの対戦を迎えた日本チーム。1試合目は、世界ランク104位の杉田祐一が、同ランク40位のフィリプ・クライノビッチの対戦した。第1セットで杉田は、2度のブレークを許すなど、主導権を握られたまま2-6で落とす。第2セットでも、ブレークから連続でポイントを許し、2-0のストレート負けを喫した。

2試合目は、世界ランク73位の西岡良仁が同ランク2位のノバク・ジョコビッチと対戦。前日はフランスの強豪を倒した西岡に期待がかかるが、ジョコビッチの強さが際立った試合となった。第1セットを1-6で落とすと、第2セットも一方的な展開のまま2-6で落とし、2-0で敗れた。ジョコビッチは、試合後の公式会見で「セルビアチームのメンバーと共に笑い、気持ちの良いエネルギーやチームワークの精神を共有できるのは、栄誉なこと。素晴らしいスタートが切れた」と話している。

同大会は3試合中先に2勝したチームが勝利するため、ダブルスのマクラクラン勉と内山のペアは試合することなく、完敗で日本の1次リーグ敗退が確定した。現時点で、2試合を終え、決勝トーナメント進出が確定しているのは、グループF で米国とイタリアに連勝したカナダ。準々決勝は、現地時間11月21日から始まる。

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