スペインのマドリードで行われている「男子テニス国別対抗戦デビスカップ・ファイナルズ」で、日本チームは初戦を迎えた。デビス杯ランク14位の日本チームは、同ランク1位のフランスと対戦し、1-2で敗れた。黒星スタートながら、第2試合で西岡良仁が世界ランク10位のガエル・モンフィースにストレート勝ちをするなど、健闘した。
第1試合目は、世界ランク81位の内山靖崇が同29位のジョーウィルフリード・ツォンガ選手に0-2(2-6、1-6)のストレート負けを喫した。
後のない日本チームは、世界ランク73位の西岡が強豪モンフィースを相手に、意地を見せる。第1セット序盤からブレークを取り、一進一退の攻防を繰り広げる。5-5となり、勝負どころでブレークを奪い、6-5とすると、そのまま第1セットを取りきった。そのまま勢いに乗り、第2セットも6-2で取り、2-0の完勝を収め、望みをつないだ。
第3試合目のダブルスでは、ダブルス世界ランク44位のマクラクラン勉と内山のペアが出場。数々の国際大会でタイトルを獲得し続けているフランスのピエール=ユーグ・エルベール/ニコラ・マユの強豪コンビと対戦し、フルセットまで持ち込んだものの、1-2(7-6、4-6、5-7)で逆転負けを喫した。
18チーム参加している今大会は、1次リーグとして3チームずつ6グループに分かれている。そのうち、各グループの1位と、2位の全グループ中の成績上位2チームの計8カ国が決勝トーナメントに進む。
初戦を落とした日本チームは、厳しい状況に追い込まれた。11月20日のセルビア戦での勝利が、決勝トーナメント進出に向けて、最低条件となる。