22日、国際オリンピック委員会(IOC)は、除外の可能性があったボクシングについて、2020年の東京オリンピックで実施する方針であることを発表した。これはスイスのローザンヌで行われた理事会を受けての判断。最終的な決断に関しては、6月下旬に行われる理事会で行われる。
2017年に国際ボクシング協会(AIBA)の財政、運営、倫理、審判面での深刻な問題が指摘されたため、2020年東京五輪でボクシングを実施するか否かの判断は保留されていた。
IOCが発表した案では、2020年の東京五輪ボクシング競技は、男子8階級、女子5階級が実施され、総勢286名の選手が出場する見通し。2012年ロンドン五輪、2016年リオ五輪での男子10階級、女子3階級という形式から男女平等に向けた一歩としての狙いがあるという。
IOCのバッハ会長は、「今日の決断はアスリートとスポーツとしてのボクシングのために行われた。我々はアスリートが夢を生き、2020年東京五輪に参加できることを保証したい」とコメントを発表している。