ボローニャの日本代表DF冨安健洋について、クラブ幹部が賛辞を贈っている。
今夏の移籍市場でベルギーのシント=トロイデンからイタリアのボローニャに移籍した冨安。初のセリエA挑戦ながら開幕から右サイドバックとしてスタメン出場。そのプレーぶりは地元メディアでも高く評価され、クラブによる8月の月間MVPにも選出された。
冨安について、ボローニャのスポーツディレクター(SD)リッカルド・ビゴン氏が地元ラジオ局『ラディオ・スポルティーヴァ』の番組内で、言及している。
ビゴンSDは“今夏の新加入選手で最も驚いた存在は?”と問われると、日本代表DFの名前を即答した。
「もちろんトミヤスだ。この日本人は異なるサッカー文化の国からやってきたが、とても素晴らしいクオリティを見せつけているね。昨季はベルギーでプレーし、イタリアにやってきてからも才能を発揮している。まだ若いのにね。彼が他チームのスカウトからいまだ注目されているのも、当然のことだろう」
また、ボローニャの補強計画についてビゴンSDは「オーナーはチームのレベルを上げたいと思っていた。我々は優秀な選手たちを慰留させたうえで、即戦力のプレーヤーを複数獲得したんだ。これにより、各ポジションで優れた選手がそろったし、監督の選択肢を増やすことに成功したと思う」と述べている。
ボローニャに加わり、早くも存在感を示している冨安健洋。まだ20歳だがフル代表に定着し、五輪代表でも守備陣のリーダー役として期待を集めている。今季、ボローニャでさらなる活躍を見せることができるのか、東京五輪を前にしてさらなる躍進が期待される。