今年6月7日にフランスで開幕するサッカー女子W杯まで100日となる2月27日、アメリカでシービリーブス・カップが開幕する。開催国アメリカのほかにブラジル、イングランド、そして日本が出場する同大会は6月に迎えるW杯本大会を占ううえで重要な試金石になる。
今大会には欧州女子チャンピオンズリーグで優勝したリヨン(フランス)でプレーするMF熊谷紗希など主力メンバーが名を連ねたが、18歳のFW遠藤純ら昨年8月のU-20W杯を制したメンバー3人を含め、国際Aマッチ未経験の選手が9人選出された。
高倉麻子監督はW杯開幕まで100日前に迫ったこの大会をチームの成熟度を高めるのではなく、新戦力発掘の場に選んだ形だ。そんなメンバーで構成される日本が強豪国を相手にどこまで戦えるかに注目したい。
開催国アメリカはリオ五輪でベスト8敗退となったものの、2015年の女子W杯では決勝で日本を破り優勝している。ブラジルはリオ五輪ベスト4、イングランドも2015年女子W杯準決勝で日本と死闘を演じた。6月に開幕する女子W杯での躍進を目指す日本にとっては、現在地を知るうえでこの上ない対戦相手になる。
日本は28日(日本時間)にアメリカとの初戦を迎え、3月3日(日本時間)にブラジル、3月6日(日本時間)にイングランドと対戦する。