12月17日、大阪国際女子マラソンの出場者が発表された。9月に開催された東京オリンピック代表選考会・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)3位の小原怜(天満屋)や、同大会4位松田瑞生(ダイハツ)、リオ五輪代表の福士加代子(ワコール)らが名を連ねた。
本大会には招待選手として国内外から19人が出場。MGCでは2位とわずか4秒差、2時間29分6秒で東京五輪内定を逃した小原や、同4位の松田らが選出された。また、リオデジャネイロ五輪マラソン代表で、MGCでは7位だった福士も招待され、2年連続6回目の出場となった。
なお、招待選手以外にもネクストヒロインに選ばれたランナーと準招待選手も参加する。
東京オリンピック出場権は、今大会を含めた残り2つの対象レースで日本陸連(JAAF)が設定した2時間22分22秒を突破した最速選手に与えられる。
現在、MGCで優勝した前田穂南(天満屋)、2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)が東京オリンピック代表に内定している。
マラソンの日本代表選手選考
各国陸上連盟は各種目最大3名まで出場枠を与えられ、出場選手を決定する。3枠を与えられている日本は、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)、MGCファイナルチャレンジの2段階で代表を選出する。
1: マラソングランドチャンピオンシップ(MGC、2019年9月15日)
女子
- 優勝者;前田穂南(内定)
- 準優勝者:鈴木亜由子(内定)
2: MGCファイナルチャレンジ
女子
- 第5回さいたま国際マラソン(2019年12月8日)
- 第39回大阪国際女子マラソン(2020年1月26日)
- 名古屋ウィメンズマラソン2020(2020年3月8日)
上記のMGCファイナルチャレンジ3大会において、設定記録(女子:2時間22分22秒)を突破した記録最上位の選手が東京五輪出場権を獲得する。この条件を満たす選手がいない場合、MGC3位の選手が選ばれる。