【卓球】W杯団体戦: 女子日本代表が韓国に勝利し、中国との決勝へ

1 執筆者 小川秀彦
耐え抜いて流れを変えた第2試合、さらに第4試合で勝負を決めた伊藤美誠

卓球のITTFワールドカップ団体戦・大会4日目が11月9日に東京体育館で行われ、準決勝に臨んだ世界ランキング2位の女子日本代表(石川佳純、伊藤美誠、平野美宇、佐藤瞳)は同7位の韓国を3-1で破り、決勝進出を決めた。

男子日本代表が中国に敗れ、銅メダルとなったことを受け、女子日本代表に決勝進出の期待がのしかかるなか、伊藤美誠、平野美宇が持ち前の勝負強さを見せた。

第1試合ダブルスで平野美宇/石川佳純ペアは、チョン・ジヒ/シン・ユビンに第1ゲームを取られると、2本目も韓国ペアの勢いに押され8-11で落とした。3本目を奪い返すも、韓国ペアに押し返され、初戦に敗れた。

第2試合、仕切り直しの役目を任された伊藤美誠がチェ・ヒョジュと対戦。フルゲームの末、この試合を3-2(8-11、11-3、10-12、11-3、11-6)で辛くも勝利し、1-1のイーブンに。

伊藤の勝利の流れを止めたくない日本は、第3試合、平野がチョン・ジヒを相手に圧巻のストレート勝ち。ダブルスの黒星を自ら帳消しにする形でチームスコアを2-1へと広げた。

第4試合、勝負を決めるべく再び伊藤が登場。シン・ユビンに1本取られるも、2本目を11-7で、3本目を12-10と連取した。勢いに乗る伊藤は第4ゲームも11-9で切り抜け、決勝進出を決めた。

試合後、エースの伊藤は「(ゲームを)取られたことを気にせず相手は向かってくるので、自分から攻められる展開にするとか、あまり深く考えずにいきました」

明日10日(日)19時、女子日本代表は初の世界一を目指し、8連覇中の中国との決勝に挑む。

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