国際卓球連盟(ITTF)公認大会、T2ダイヤモンド2019シンガポール大会の対戦組み合わせが11月19日に発表された。成績上位15名と開催国枠1名の男女各16選手のみが出場できる大会で、21日に開幕。出場辞退者が出たため、丹羽孝希(スヴェンソン)の繰り上げ出場も決定した。
丹羽のほか、日本からは張本智和、水谷隼(ともに木下グループ)が出場する。Tokyo 2020(東京五輪)の卓球シングルスは男女とも、1つの国および地域につき最大2名。日本卓球協会(JTTA)は、2020年1月発表のITTF世界ランキング日本人上位2名を、東京五輪代表に推薦するとしている。
T2ダイヤモンドは出場だけで400ポイント、優勝すると1000ポイントが与えられるほか、ITTF世界ランキングの対象となる獲得ポイント上位8大会とは別に加算される。五輪出場権争い(2020年1月時点で有効なポイントで計算)では、水谷が丹羽を60ポイント上回っているが、シンガポール大会の結果は、五輪出場権争いにも影響を与えることになりそうだ。
女子は、日本から伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(日本生命)、石川佳純(全農)、佐藤瞳(ミキハウス)の4選手が出場。伊藤と石川は1回戦で対戦する。なお五輪出場権争いは、2番手の平野と3番手の石川の差が65ポイントとなっている。
T2ダイヤモンド2019シンガポール大会の対戦組み合わせは以下の通り。
対戦組み合わせ(男子)
- シュー・シン(中国)vs.ウォン チュンティン(香港)
- チョン・ヨンシク(韓国)vs.リャン・ジンクン(中国)
- ヒューゴ・カルデラノ(ブラジル)vs.丹羽孝希(日本)
- チュウ・クラレンス(シンガポール)vs.張本智和(日本)
- リン・ユンジュ(台湾)vs.チャン・ウジン(韓国)
- イ・サンス(韓国)vs.パトリック・フランツィスカ(ドイツ)
- ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)vs.水谷 隼(日本)
- マティアス・ファルク(スウェーデン)vs.リン・ガオユエン(中国)
対戦組み合わせ(女子)
- ソン・エイサ(中国)vs.チェン・イーチン(台湾)
- ヘ・ジュオジア(中国)vs.ディン・ニン(中国)
- チェン・シントン(中国)vs.ユー・モンユー(シンガポール)
- ジュ・ユリン(中国)vs.ワン・マンユ(中国)
- 伊藤美誠(日本)vs.石川佳純(日本)
- 佐藤 瞳(日本)vs.ワン・イーディ(中国)
- 平野美宇(日本)vs.チョン・ジヒ(韓国)
- フォン・ティエンウェイ(シンガポール)vs.チェン・ムン(中国)
またT2ダイヤモンドは、試合開始から24分経過後から、次のゲームより5ポイント制となる「24分制」ほか、時間短縮のための独自ルールが設けられている。