【冬季ユース五輪】スピードスケート・マススタート男子、蟻戸一永が金メダルで2冠達成!

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
蟻戸一永はレース展開を冷静に捉え、見事マススタートでも金メダルを獲得 OIS/Thomas Lovelock

現地時間の1月16日、スイスで行われている『ローザンヌ2020ユースオリンピック』のスピードスケートの男女マススケートが行われ、男子では蟻戸一永が金メダルを獲得。同1500メートルの金に続き、2冠を達成した。

現地時間の1月16日、スイスで行われている『ローザンヌ2020ユースオリンピック』のスピードスケートの男女マススケートが行われ、男子では蟻戸一永(ありと・もとなが)が金メダルを獲得。同1500メートルの金に続き、2冠を達成した。

スピードスケート・マススタートとは、集団が同時にスタートし、1周目は集団のまま滑走、2周目以降から加速が許されるルール。どこで加速するかは選手次第で、レース展開を見ながらスパートをかけるなど心理戦も生じる。また、個人戦ではあるものの、同じチーム(国)同士で勝たせる選手のため、別の選手が風除けや体力消耗を防ぐサポート役に回るなど、チーム戦の要素もある。

スピードスケート最後の種目となったマススタートで、14日の同1500メートルで金メダルを獲得していた蟻戸一永(私立白樺学園高校)は、順調に決勝に進出した。決勝では先行して抜け出した他国選手が疲労で失速するなか、蟻戸が着実に距離を詰めて追い抜き、最後は独走状態でフィニッシュ。金メダル獲得で同大会2冠を達成した。

レース後の蟻戸は、「後半に飛ばせるように“脚を溜める”ということを目標にした」とコメントしている。

また、同500メートルで金の山本悠乃(ゆうだい、私立白樺学園高校)は10位だった。

女子は1500メートル銀の高橋侑花(山形県立山形中央高校)が5位、500メートル銅およびNOC混合リレー金メダルメンバーの吉田雪乃(岩手県立盛岡工業高校)は14位となった。

以下は男女マススタート全体ダイジェスト動画(英語解説):

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