日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大により中断している公式戦の開催に向け、6月19日より全登録選手、チームスタッフらを対象にPCR検査を開始した。明治安田生命J2・J3リーグは6月27日に、J1リーグは7月4日に再開・開幕する。
PCR検査の対象となるのは、J1・J2・J3全56クラブの登録選手とチームスタッフ、およびJリーグ登録審判員、その他関係者。Jリーグ内に検査センターを立ち上げ、民間の検査機関と連携し約2週間に1回の頻度で12月のシーズン終了まで定期的に実施する。2020年シーズンの公式試合においては原則、Jリーグが定めた直近の検査で陰性判定を受けた選手、チームスタッフにエントリーが認められる。
■Jリーグが実施するPCR検査の概要
検査対象
- J1・J2・J3全56クラブの登録選手とチームスタッフ、およびJリーグ登録審判員、その他関係者
検査開始日
- 2020年6月19日より順次実施 (一部クラブは6月18日に実施)
最大検体数
- 3580検体/回(内訳:Jリーグ58チーム各最大60名、審判員・その他関係者最大100名)
検査の前提
- 社会のニーズに対して検査が十分に供給されていること
- 医療に過大な負荷をかけることなく実施できること
備考
- 検査結果は、Jリーグコロナ検査センターより、各回、検査数、陽性例数の各合計を開示
- 検査センターの詳細は後日発表
■Jリーグおよびルヴァン杯の日程を発表
Jリーグは6月15日、2020明治安田生命Jリーグ(J1・J2・J3)および2020JリーグYBCルヴァンカップの日程を発表した。J1第2節・第3節、J2第2節・第3節、J3第1節、第2節については「リモートマッチ」(無観客試合)での開催となる。
第1節終了時点で中断となったJ1リーグは、7月4日に再開。近隣クラブ同士の対戦を優先的に実施する方針により、第2節は清水エスパルス vs 名古屋グランパスの「東海ダービー」、ガンバ大阪 vs セレッソ大阪の「大阪ダービー」、大分トリニータ vs サガン鳥栖の「九州ダービー」などが組まれている。J2とJ3は6月27日から開催される。