全日本スプリントスピードスケート選手権大会が29日と30日の2日間、明治北海道十勝オーバルで行われる。
この大会はスピードスケートの短距離種目に特化したコンペティションで、男女とも500mと1000mを2度滑り、それぞれの走破タイムの合計得点を競う。世界スプリント選手権の出場権が懸かった競技会でもある。
女子で大注目なのは、500mで絶対的な強さを発揮する平昌オリンピック金の小平奈緒(相澤病院)だろう。先日の全日本選手権では最終競技の5000mを棄権し、今大会に照準を定めた高木美帆(日本体育大助手)も頂点を狙う。
また、全日本選手権を制した高木菜那(日本電産サンキョー)のほか、佐藤綾乃(高崎健大)、辻麻希(関西病院)、曽我こなみ(日本ハウスH&R)など、スプリントの強豪が多数参戦。
男子では過去に同大会を制した実績を持つ長谷川翼(日本電産サンキョー)、大和田司(味のちぬや)、羽賀亮平(日本電産サンキョー)などがエントリー。さらには強化部推薦により、過去4度の冬季五輪に出場した加藤条治(博慈会)の参加も決定した。
男女ともに国際大会で実績を残している有力選手が集うだけに、0.01秒を競うトップレベルの戦いが繰り広げられることになりそうだ。
大会スケジュール
●12月29日(土)
女子500m、女子1000m
男子500m、男子1000m
●12月30日(日)
女子500m、女子1000m
男子500m、男子1000m