世界レスリング連盟(UWW)は、現地時間8月3日、男子グレコローマンのランキング大会最終戦「オレグ・カラワエフ国際大会」を終えた時点での世界ランキングを発表した。太田忍が非五輪対象の63kgで4位にランクインした。
63kg級で2月のハンガリー・グランプリに続いて「ネステレンコ記念大会」に優勝した太田忍(ALSOK)は、30点で4位に入り、9月開催の世界選手権カザフスタン大会の第4シード権を獲得した。
同級の第1シードは世界チャンピオンのステファン・マリャニャン(ロシア)。第3シードの選手までが出場してくれば、太田はマリャニャンと同ブロックになるが、同選手はオリンピック階級の60kg級に出場する可能性がある。太田自身も、60kgあるいは67kgでの五輪出場を狙っている。
そうすると、ハンガリー・グランプリで太田が6―0で勝ったツオ・エバルツ(中国)が第1シード、昨年2位のエルムラト・タスムラドフ(ウズベキスタン)が第2シード、太田が第3シードとなって太田とタスムラドフが同じブロックになる。
63kg級のランキングは以下の通り。
1 ステファン・マリャニャン(ロシア)80点
2 ツオ・エバルツ(中国)60点
3 エルムラト・タスムラドフ(ウズベキスタン)56点
4 太田忍(日本)30点