国際ゴルフ連盟(IGF)は5月6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大により、10月にシンガポールで開催予定だった"世界アマチュアゴルフチーム選手権"を中止すると発表した。2018年に行われた前回大会では、男子の金谷拓実と女子の安田祐香がともに、個人2位に入る活躍を見せた。
世界アマチュアゴルフチーム選手権は、当初香港で開催予定だったが同国内の情勢悪化を受け、シンガポールに開催地が変更となっていた。しかし、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受け、IGFは開催中止を発表した。IGFのアントニー・スキャンロン専務理事は、「すべての選手や関係者の健康と安全を守るために中止を決断した。2021年に延期することも検討したが、日程的に困難だった。次回は2022年にフランスで行われる大会となる」とコメントした。
世界アマチュアゴルフチーム選手権は2年に1回開催され、男子は"アイゼンハワートロフィー"、女子は"エスピリトサントトロフィー"と呼ばれる。2020年大会はそれぞれ10月21日から24日、10月14日から17日にシンガポールで開催される予定となっていた。2018年の前回大会で日本は、男子が15位、女子は歴代最高となる2位の成績を収めた。また、個人では金谷拓実と安田祐香が2位となった。