現地時間13日、国際ウエイトリフティング連盟(IWF)はロシアの重量挙げ選手5名について、薬物違反が確認されたことから出場停止の暫定処分を下している。
対象となったのは、ロンドン・オリンピックの男子105キロ超級で銅メダルを獲得し、2013年および2014年の世界選手権を連覇したルスラン・アルベゴフ。そのほか、2013年の世界選手権で女子63キロ級を制したティマ・トゥリエワ。その他、これまで欧州選手権や世界選手権で実績のあるダビド・ビジャニャン、オレグ・チェン、イゴール・クリマノフなども該当する。
IWFは引き続き薬物違反について調査を進める意向を示しており、今後さらに別の違反者が出る可能性があるという。
過去にもロシアのオリンピック代表の中から、陸上からはロンドン・オリンピックの4×400メートルリレーの銀メダリスト、ユリヤ・グシチナや同五輪代表女子走り幅跳び5位のアンナ・ナザロワなどもドーピング再検査の末に失格処分となっていた。現在すでに解除されているものの、2018年の平昌冬季オリンピックの際、ロシアは参加国から排除され、一部ロシア選手は個人として出場した経緯がある。