8月26日、レスリングの男子グレコローマン全日本チームが東京都・味の素トレーニングセンターで合宿を開始した。今合宿は9月14日からカザフスタン・ヌルスルタンで開催される世界選手権に向けて行われた。
8月上旬に行われた草津合宿では、意図的に厳しいトレーニング内容で選手を追い込み、肉体とメンタルを鍛えた。その後の練習は、トレーニングの強弱を付けるために抑えて今回の合宿を迎えたという。
松本慎吾強化委員長は「(練習セーブの時期を過ごし)疲れも和らいだと思う。9月2日までのこの合宿で再び追い込む。体力のキープと、試合に近いマットワークをしっかりやりたい」とコメントした。
合宿には非オリンピック階級である63kg級に出場する太田忍も参加。その太田は「この合宿で絞れるまで絞って、へとへとになって、そのあとしっかり調整して臨みたい」と語った。また、「強い選手がいた方が、チャンピオンになった時に高い評価を受けられるでしょう」と世界選手権に対する思いも述べた。
太田はさらに上の階級である67kg級でのTokyo2020(東京五輪)出場も視野に入れ、63kg級制覇を狙う。