男子プロテニスのロジャー・フェデラーは、2020年の東京オリンピックに挑戦するかどうか「来月にも決定する」との意向を示している。
現地時間17日、フェデラーは地元スイスのTV局の取材に応じ、今後の予定について言及した。
「家族の状況がどうか、そして自分の体の調子がどうなっているかを見極めなければいけないが……。やはり五輪は僕にとって特別なイベントだよ」
「今後数週間、可能であれば来月にもオリンピックを目指すかどうか決めることになる」
フェデラーはグランドスラム大会をキャリア通算20度制し“史上最強のテニスプレーヤー”との呼び声も高い。その一方でスイス代表として五輪にも参戦し、2008年の北京大会ではスタン・ワウリンカとのダブルスで金メダルを獲得している。
2012年のロンドン五輪ではシングルスで決勝まで勝ち上がったが地元イギリスのアンディ・マレーに敗れ、銀メダルに終わった。2016年のリオは負傷により参戦することさえかなわなかった。
2020年にフェデラーは39歳の目前で五輪本番を迎える。だがフェデラーはスイス代表として五輪出場をするうえで、必要なデビスカップの試合数をこなしていないため、現時点で必要な資格を満たしていない。だが国際テニス連盟がフェデラーにワイルドカードの免除という“特例”を許可する可能性もあるようだ。
果たしてテニス界の“帝王”は来夏、五輪のコートに立つのだろうか。東京五輪の出場を希望するのかどうか、公式発表が待たれるところだ。