ヨーロッパチームvsワールドチームで行われるテニスの対抗戦、レーバーカップは現地時間20日~22日まで、スイスのジュネーブで行われる。
この大会のヨーロッパチームには、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ドミニク・ティエム(オーストリア)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)といったテニス界のトップ選手が集結。
ヨーロッパチームの一員として現地で調整を続けているフェデラーは、同じくヨーロッパチームの同僚であるナダルについて言及。その言葉をATP(男子プロテニス協会)公式メディアが伝えている。
「ラファはこのイベントに高いモチベーションを持って望んでいる。彼は先日、全米ーオープンを優勝したばかりなのにね」
フェデラーは「休養が必要だと主張することだってできたはず。それでもラファは“いや、休憩なんて後に設定してもいいからね。それを後回しにしてでもレーバーカップに参加したかった。みんなと戦う場に身を投じたかったんだ”と言っていたよ」と続け、レーバーカップに挑むナダルの姿勢に賛辞を贈っている。
ここまでテニスのグランドスラム大会で、フェデラーは前人未到の20度優勝を達成。だが先日の全米オープンはナダルが戴冠を果たし、グランドスラムの優勝回数が19に。フェデラーの優勝回数まであと1と迫った。
21世紀に入ってからテニス界を常にリードしてきたフェデラーとナダル。長年のライバル関係でもある2人だが、レーバーカップに向けたトレーニングでは同じコートで調整し、大会では味方として戦うことになる。
レーバーカップは今回が3回目の開催で、過去2大会はいずれもヨーロッパチームが制している。“史上最高のテニスプレーヤー”とも称される2人、フェデラーとナダルが揃い踏みのヨーロッパチームは、3連覇を果たすことができるのだろうか。